画像生成AI「Stable Diffusion」で画像の一部だけを違うイメージに描き換える「インペインティング」を簡単に試せる「Inpainter」

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画像生成AI「Stable Diffusion」を使えば、呪文(プロンプト)と呼ばれる文字列を入力するだけで絵を生成したり、プロンプトに加えてイラストも追加することでより想像に近い絵を生成したりすることが可能です。Stable Diffusionを応用したサービスはいくつか登場しているのですが、新たに画像の一部をまったく別のものに置き換えることができる「Inpainter」が登場しました。

Inpainting with Stable Diffusion & Replicate
https://inpainter.vercel.app/

Inpainterはブラウザ上で試すことができるので、実際に使ってみます。まずはInpainterのページへアクセスし、「Start painting」をクリックします。


Inpainterでは、中央のマスの中に画像ファイルをドロップするか、プロンプトを入力して一から絵を生成するかを選択することができます。今回はまずプロンプトを用いた生成を行うため、下部の入力ボックスにプロンプトを入力し、「Generate」をクリックしました。


すると、以下のように絵が生成されました。今回用いたプロンプトは「ruin(荒廃),buildings(ビル),cat(ネコ),moss(コケ),city(街),cyberpunk(サイバーパンク)」というもの。ネコの形がやや不自然ですが、おおむねプロンプト通りの絵が生成されています。


次に絵の一部をマウスでドラッグして塗りつぶし、プロンプトの一部を別の単語に置き換えます。今回はネコを丸ごと塗りつぶし、「cat」を「robot(ロボット)」に置き換えました。こうして準備が整ったら「Generate」をクリックして再度生成します。


生成後の絵がこんな感じ。ネコがまるごとロボットに置き換わりました。


続いて背景に写っていた建物も消し去るべく、絵のほぼ半分を塗りつぶしてみました。プロンプトは「buildings」を「pyramid(ピラミッド)」に、「city」を「desert(砂漠)」にして再度チャレンジしてみます。


すると、背景の建物が丸ごと消え去り、新たにピラミッドが登場しました。砂漠要素はあいにく見当たりませんが、まったくプロンプトとして入力していない空模様が変化するなど面白い一面も見られました。


画像ファイルをいじりたいときは、まずマスにファイルをクリック&ドラッグするなどしてアップロードします。


こんな感じにアップロードされるので……


先ほどと同じように変えたい部分を塗りつぶします。今回はカツそばをカレーラーメンに変えてみるべく、プロンプトに「curry(カレー),ramen(ラーメン)」と入力。


しかし結果は失敗。どんぶりの中にカレーラーメン入りのどんぶりが生成されてしまいました。


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