浜松町と竹芝が歩行者用デッキでつながった。
しかし浜松町駅側の工事が終わってないため、歩行者デッキから駅に入れない。
高さと景色を楽しむ純粋な歩行者デッキになっているのだ。
こういう状態は再開発の途中でよく現れるが、浜松町の歩行者デッキに惹かれるのはその立派さである。
今年の冬、そのかっこよさに惹かれて中間地点から上がってみたところ歩行者デッキの消失点が見えた。
聞いたことはあるけど入ったことない場所ナンバーワンの芝離宮である。
そして絶景を楽しみながら浜松町駅に向かって歩いていくと、駅に繋がってないのだ。
単純に言えば不便なのだが、景色を楽しんだ手前「こういうのもありかな」と思ってしまう。
太宰治が人間失格の冒頭で跨線橋を遊戯のためのものだと思っていたと書いていたが、まさにそれだ。
太宰デッキは数年後は繋がってふつうのものになってしまう、いまだけの絶景である。