首都圏の住宅価格高騰で持ち家信仰は神話の領域へ:50年ローンも爆誕

アゴラ 言論プラットフォーム

首都圏のマンションをはじめ住宅価格が高騰しています。用地の減少、資材価格の高騰、「パワーカップル」の旺盛な需要、外国人投資家による資金の流入など複合的な要因が重なったと言われています。

首都圏の不動産価格は高止まり 7maru/iStock

今回の高騰はバブルではないという指摘があります。中長期的高値が続くということは、庶民とってはぎゃくに深刻かもしれません。

若い世代には千葉県の流山が人気です。東京-流山は電車で約60分です。

価格高騰の影響は、川を渡った埼玉にまで波及しています。

とうとうフラット50が爆誕しました。前向きにとらえれば、人生100年時代は30歳でローンを組んで80歳まで返済しつづけることも可能になってくるのでしょうか。

人手不足から、ゼネコンをはじめ作り手にも問題が出てきているようです。

はやくリノベしておいてよかったですね。ちきりん氏は以前、10年以上のローンはダメとおっしゃっていました。

日本の持ち家信仰はもやは神話となって、われわれ庶民には手の届かないものになってしまうのでしょうか。

一方で、首都圏の一部を除いて急速な人口減少で空き家の大量発生が問題になっています。

家は維持するのも壊すのも非常に多額のお金がかかります。官民ともに、建築計画はくれぐれも計画的に。