ドコモのARサービス「XR City」が始動–デジタルと現実が融合、7月14日から7エリアで

CNET Japan

 NTTドコモは7月13日、スマートフォンを使って、デジタルと現実世界が融合した新しい世界を体験できる新感覚街遊びARサービス「XR City」を7月14日午前10時から提供開始すると発表した。

 NTTグループの新ブランド「NTT XR」の取り組みのひとつとして展開する。

 XR Cityは、専用アプリ「XR City」をダウンロードしたスマートフォンを提供エリアでかざすことで、その場所に合ったARコンテンツを表示するサービス。平面認識やマーカー認識といった特定の場所に依存しないAR技術にも対応し、屋内外を問わず、さまざまな場所でコンテンツを提供できるという。

 専用アプリは、GoogleのAR技術「AR Core」に対応する、「Android 9/iOS 13/iPadOS 13.1」以上の端末で活用できる。ARコンテンツで提供エリアに新たな価値を生み、外出がより楽しく、便利に、おトクになる体験を提供するとしている。

 空間に表示されるARコンテンツを用いてSNS映えする写真や動画が撮影できる「ARフィルター」、リアル脱出ゲームで人気のSCRAPとコラボした「謎解きコンテンツ」、SDGsをテーマにしたコンテンツ、ロールプレイングゲームを体験できるコンテンツ、街歩きをしながらドラマのストーリーを楽しめる「街回遊コンテンツ」、ARでガチャが楽しめるコンテンツなどを展開する。

 また、コロプラが提供する「白猫プロジェクト NEW WORLD’S」の世界に入りこんだかのような体験ができる期間限定コンテンツのほか、8月19日公開予定の「ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ」や、「チェインクロニクル」「ファンタシースターオンライン2」とのタイアップコンテンツなども提供する。

 コンテンツは今後も拡充し、さまざまな分野のファンが集まる集客力の高い街づくりに貢献していく。将来的にグラス型デバイスにも対応するという。さまざまなコンテンツのジャンルを提供し、日常的に使用するサービスとなることを目指すとしている。


コンテンツパートナー一覧

 サービス開始当初は、埼玉県庁(埼玉県さいたま市)、新宿中央公園(東京都新宿区)、Hisaya-odori Park(愛知県名古屋市)、HEP FIVE、ナビオ ダイニング、阪急三番街、阪急32番街 空庭Dining(大阪府大阪市)、神戸阪急(兵庫県神戸市)、兵庫県立淡路島公園アニメパーク「ニジゲンノモリ」(兵庫県淡路市)、キャナルシティ博多(福岡県福岡市)の計7エリアで提供する。

 2022年8月には、東京ドームシティ(東京都文京区)、Hareza池袋および周辺地域(東京都豊島区)、三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY(千葉県船橋市)を追加した計10エリアとなる予定。2023年3月までに計15エリア、2027年3月までに計200エリア以上へ拡大する予定だ。


エリアパートナー一覧

サービス開発パートナー一覧

 なお、自社で保有する施設などでXR Cityを展開したい事業者向けに、ARコンテンツの提供、課金、クーポン、広告の機能を備えたVisual Positioning Service(VPS)対応のプラットフォームサービス「XR City Platform」を提供するとしている。

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