突然だがあなたは、偉い人に意味わかんないことを言われたらどうするだろうか。適当に話を合わせるという選択肢を選ぶ人も多いだろう。だがしかし、分からない時は「分からない」と言ってもいいことを私(中澤)に教えてくれたのがアニメ『戦姫絶唱シンフォギア』だ。相手がOTONAだとしても!
そう! これはSANKYO提供の記事! だとしても!! パチンコ『フィーバー戦姫絶唱シンフォギア3黄金絶唱』のキャンペーンの記事! だ・と・し・て・も!! キャンペーンの内容がなぜこうなった!? 言ってること、全然わかりませんッ!!!
・『戦姫絶唱シンフォギア』とは
失敬、思わず八極拳を繰り出してしまったが、パチンコはやらない私も、アニメのシンフォギアについては知っている。いちアニメ好きとして私の目線からシンフォギアを超簡単に説明すると「アイドル+変身ヒーロー戦隊」アニメ。
女の子たちが歌うことで変身して戦うものなのだが、特徴的なのは魔法みたいなファンタジックさがあまりなく物理攻撃主体なことだ。特に、主人公の立花響なんて思いっきり近接戦闘の拳で語るタイプ。そのためか、曲調がどれもめちゃくちゃ熱い。
しかも、戦闘で力が入るシーンとかには歌声もちゃんと力んだりピッチが上ずったり動きに声がリンクしている。音楽へのこだわりと勢いが半端じゃないので、パチンコとの相性も良いに違いない。
・アニメファンからすると意味不明なキャンペーン
と、アニメに関してはそこそこファンである私でも、2022年7月4日から開始された『フィーバー戦姫絶唱シンフォギア3黄金絶唱』のキャンペーン「てがみキャンペーン」は意味が分からなかった。キャンペーンの内容は以下の通りだ。
1. 「【公式】フィーバー・パチスロ 戦姫絶唱シンフォギアTwitterアカウント(@feversymphogear)をフォロー
2. キャンペーンツイートをリツイートすると抽選であの「てがみ」が当たる!
──とのことだが、ちょっと待って欲しい。勢いとノリを出してくるところは非常にシンフォギアっぽいのだが……
あの「てがみ」ってどの「てがみ」ですか!!!
「てがみ」って平仮名で書かれた手紙なんて出てきたっけ?
・なぜこのキャンペーンなのか
少なくとも、皆さんご存じのアレです的な感じで言われてもピンと来るほどの印象が私にはない。ひょっとしたら、一瞬だけどこかに出てきたようなものだろうか。そこでOTONA(プロモーション担当)に問う! 言ってること、全然わかりません!
こういうキャンペーンって、作品知ってる人にはお馴染みのネタでやるものなのでは!? なぜキャンペーンの内容がてがみになったのだろうか?
プロモーション担当の方によると、シンフォギアの台は、その名の通り今回で3代目で実は熱い演出の1つとしてずっと引き継がれているのが「てがみ」の演出。なので、台もヒットしたこともあり、パチンコファンにとっては、むしろ「シンフォギア=てがみ」というイメージが定着しているのではないかとのことだ。
てがみは本編には登場しないのだが、元ネタは、『シンフォギアGX』第3巻の映像特典「戦姫絶唱しないシンフォギア」で、切歌が勘違いして書いた遺言状の小ネタ。というわけで、まあ一応アニメにも登場している。
──へぇぇ、2次創作じゃないですけど、原作ファンとはまた違う文化が築かれているのか。しかし、なぜ原作ではマニアックだった「てがみ」を台でフィーチャーしようと思ったのだろうか?
原作では死ぬと思いこんだ切歌が書き残すもので、結果、全然死なないという顛末。その温度感が、どっちに転ぶか分からない演出として使い勝手が良かったのでは?とのこと。
──特に話題を狙ったものではなかったと?
狙ったというより、なんとなくマッチしたという感じが近かったようで、その程よい温度感がユーザーに刺さったらしい。
──とのこと。アニメファンであってもマニアックすぎてよく分からないこのキャンペーン。実は、パチンコだからこその王道キャンペーンであることが判明した。意味不明とか言ってすみませんでしたァァァアアア!
同じシンフォギアなのに、別の世界が広がっていることが判明した『フィーバー戦姫絶唱シンフォギア3黄金絶唱』。とはいえ、パチンコの演出はアニメの特徴的なシーンやセリフが盛り込まれていて、アニメファンも興味深いのではないだろうか。
ちなみに、「てがみ」は本物の封筒の形になっており中身は黄金グッズが入っているとのこと……! 気になる方はキャンペーンに応募してみてくれ!