株式会社ウェザーニューズは6月29日、この夏の電力需給ひっ迫が懸念されることを受けて「電力需給予報」を緊急公開した。Android/iOSの「ウェザーニュース」アプリで利用できるほか、ウェブページも公開されている。
同社のエナジーフォーキャストセンターによる独自の電力需要予測と、電力会社から発表される電力の供給力のデータをもとに、国内の全電力エリア分の「電力ひっ迫度(電力使用率)」を時系列で予報。電力需要予測に特化した独自のAIモデルを使用しており、「ウェザーニュース」アプリのユーザーから寄せられる天気や体感の報告を活用することで、予測の精度を高めているという。
この夏の電力需給が厳しいとして、政府は6月7日に2015年以来7年ぶりとなる節電要請を実施。また、東京電力エリアでは6月27日から本日29日まで3日連続で「電力需給ひっ迫注意報」が発令される状況となっている。同社では、厳しい暑さが予想されるこの夏に、適切な冷房の使用など熱中症予防は十分に行いながら、無理のない節電に役立ててほしいとしている。