Amazonは9日、2021年を通して実施した2回目となるブランドプロテクションレポートを公開した。これによれば、Amazonは9億ドル以上を投資し、1万2,000人におよぶ専門調査員や機械学習のサイエンティストを参加させ、模倣品や詐欺といった不正からユーザーを保護したことを発表した。
具体的には、悪質業者による250万以上の不正な出品アカウントの開設を阻止。これは前年(2020年)に阻止した600万以上から減少傾向にあるといい、販売事業者や商品の精査体制に加え、悪質業者に法的責任を追求する取り組みが功を奏した結果という。
また、Amazonブランド登録に登録されたブランド数が70万を超え、前年比40%増を達成。自動化したブランド保護ツールの活用の拡大と効果の向上により、ブランド登録をしたオーナーからAmazonに申告する違反報告件数は前年から25%減少したという。
米国で170以上の模倣品業者に対し民事訴訟を提起。米国、英国、EU、中国で提訴または告発した犯罪件数が600件以上と、前年から3倍以上増加したとしている。また、300万点以上の模倣品を突き止めて差し押さえ、適切に処理することでユーザーの被害と小売サプライチェーンでの再販を阻止したとしている。
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