【やじうまPC Watch】「ファイナルファンタジーXI」がサービスインから20周年。高性能CPU/GPU普及の立役者

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ファイナルファンタジーXI公式ページより

 スクウェア・エニックスが販売/運営しているオンラインゲーム「ファイナルファンタジーXI」(FFXI)が、5月16日を持ってサービス開始から20周年を迎えた。

 正確には、5月16日はゲーム機「PlayStation 2」用バージョンのリリース日で、本誌の読者に馴染み深いであろうPC版のリリースは同年11月7日となる。「ファイナルファンタジー」シリーズ初のMMORPGタイトルとなったため、当時は大いに盛り上がった。

 PS2でプレイすることもできたが、高解像度で美しいグラフィックスを堪能できるPC版を求めるユーザーが多かった。その一方で、当時のPC用ゲームタイトルとしては比較的ハードウェアの要求スペックが高く、高性能CPUや高性能GPU、または高性能PCシステム一式の売上を後押しするタイトルになり、多くのPCメーカーが「FFXI動作認定」もしくは「FFXI動作推奨」モデルを発売した。

 同時に、スコアでプレイの可否が分かる公式ベンチマークソフトも配布されたため、本誌も含めて、一時期はPCの3D性能を評価するデファクトスタンダードとなった。さらに、PC版サービス開始から約1年後に、秋葉原に「リアル・ヴァナ・ディール」が開店し、オンライン仲間とオフラインで集まってプレイできる場所が提供されたことも、筆者の記憶には新しい。

 そのFFXIのサービスが継続して20年。長い期間サービスを継続できていることを祝うとともに、改めてPC業界を盛り上げてくれたタイトルに感謝を申し上げたい。

 ちなみにFFXIは現在「ウェルカムバックキャンペーン」を実施中で、休止中のユーザーも5月31日までは復帰して無料でプレイできる。

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