決済ブランドのVisaの公式ページのうち、顧客が取引情報をマーケティングに使用しないよう求めるオプトアウトの設定ページが1週間以上にわたりダウンしています。そのため、ユーザーが取引情報をマーケティングに使用されないようにしたい場合でも、設定変更が不可能という状態が続いています。
プライバシーポリシーのオプトアウト | Visa
https://www.visa.co.jp/legal/privacy-policy-opt-out.html
Visa’s marketing opt-out has been down for over a week. Is this a legal issue? | Hacker News
https://news.ycombinator.com/item?id=30845335
Visaによると、同社は一部の国において「カード取引データを使用して、消費者の支出およびマーケティングに関する匿名化・集計化したレポートや、企業のマーケティング業務改善に役立つその他のデータ商品を作成する場合がある」とのこと。これには個人情報は含まれていませんが、取引データがVisaマーケティングソリューションに利用されることを望まない顧客はこれをオプトアウト(拒否)することができます。
しかし、この取引データのオプトアウト設定を行うためのページが1週間以上にわたりダウンしています。Visaのページには「ご自身のカード取引データがVisaマーケティングソリューションに利用されることを望まない方は、こちらをクリックし、オプトアウトの方法をご確認ください。」と書かれていますが、その「こちら」部分をクリックすると……
サーバーエラーを示す「521エラー」が返されます。
この状況はアメリカでも同様であり、ソーシャルサイトのハッカーニュースでは「非常に苛立たしい」「会社にペナルティがないのが信じられない」という声が挙がっています。
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