サイバーエージェントは3月25日、ブロックチェーンゲーム事業子会社である「株式会社CA GameFi」を、3月23日付で設立したと発表。グループのゲーム事業で培ってきた大規模ゲームの開発や運用ノウハウとクリエイティブ力を強みとして、アジアや米国など世界に向けて、ブロックチェーンゲームに最適化されたオリジナルタイトルや他社IPゲームの企画・開発を行っていくという。
GameFiは、GameとFinanceを掛け合わせた造語。ブロックチェーンを基盤として、ゲームループにNFTと暗号資産を組み込んだゲームサービスのことを指している。エンターテインメントとしてゲームをプレイする従来の楽しみ方に留まらず、ブロックチェーンによってゲーム内のキャラクターやアイテムの唯一性(希少性)が保証されることで、人気ゲームではそれらが資産として価値を持ったり、売買することが可能であったり、ゲームサービス全体が1つの経済圏として機能するように設計・運営されている。
近年、ゲーム業界では世界的にGameFiへ注目が集まっているとし、アジアや米国などの海外では既に数百万のアクティブユーザーを抱えるサービスや、累計取引額が数千億を超えるサービスなども登場しているという。
サイバーエージェントでは、ゲーム事業において複数の子会社を通じて複数のヒットタイトルを継続的に創出する一方、昨今のスマートフォンゲーム開発の大規模化にも対応。国内有数のスマートフォンゲーム会社として成長してきたという。今後の成長が見込まれるGameFi領域においても、これまで培ってきたノウハウおよびクリエイティブ力や運用力、さまざまなIPのゲームを開発・運営する実績のもと、CA GameFiを通じて新たなブロックチェーンゲームの提供を図るという。なおCA GameFiでは、アジア・北米を中心とした英語圏ユーザー向けにオリジナルタイトルや様々なIPのゲームを企画・開発していくとしている。