【生の声】子供を産んだばかりの妻に「マジで助かった産後ケア」について聞いたら壮絶さに震えた

ロケットニュース24

本日3月5日は産後ケアの日らしい。以前の記事でもお伝えしたが、少し前に家族が増えた私にとっては まさにぴったりのテーマ。

よし、ここはロケットニュースらしく、「妻の気持ちを知るために2時間に1回自分の胸にズッボンを当てて24時間過ごしてみた」でもやろうかと思ったのだが……なんか……育児が壮絶すぎて……ボケられる空気じゃねぇ……。

というわけで方針を大転換。子供を産んで3週間たった妻に、「今までやってもらった産後ケアの中で特に助かったことって何?」と聞いてみることに。

まずは、その質問に対するシンプルかつド直球な回答をご紹介すると……


やはり睡眠。このあたり、すでに育児を経験してきた方、あるいは今まさにやっている方にとっては「まぁそうよね」って感じかと思うが、念のため簡単に説明しておこう。

生後3週間しか経ってない我が家の娘は2〜3時間に1回授乳が必要なので、妻はそのペースに合わせて起きている。しかも、産まれた直後は赤ちゃんが母乳を飲むことに慣れていないため、授乳がサクっと終わらない。

なんとか終わらせ、おむつの処理も済ませて時計を見たら2時間経ってるじゃん。つぎの授乳ターンじゃん……ということはザラ。それが24時間続くのだから、一体いつ寝るのか? となってしまう。


・妻は現在 里帰り中

ちなみに、妻は産後間もないため現在は自身の実家におり、私とは一時的に別々に生活している。そのため私はまだ育児の実態を完全に把握しているわけではないのだが、妻から「今日はこうだった〜」と連絡が来るたびに震える日々。

それはもはや育児の話を聞いているというより、ちょっと前のPL学園野球部の話を聞いているような気分。というか、「1日を無事に終わらせるだけですごいな」と思ってしまうので、ある意味で戦時中の話を聞いているような気分である。

なので、私はなにも「助かった産後ケア」の回答を見たときだけ震えたのではなく、正確にはほぼ毎日震えていると思ってもらっていい。


・具体的に役立ったこと

さて、ではそのような日常の中で、具体的に何が妻の役に立ったのかというと……以下の通りだ。


LINEを読むとお分かりの通り、妻の周りには育児を手伝ってくれる家族がいる。なので環境としては割と恵まれた方だと思うが、それでも体力・精神的にはギリギリもギリギリ。

というか、「とりあえず寝なさい」と言われたことが “助かった” だなんて……。そんな状態は災害が起きたときの首相くらいなものかと思っていたが、自分にとってもっとも身近な人間が体験しているという事実。


・事前に知っててもビビる

言い訳をするようだが、私だって覚悟していなかったわけではない。授乳のために妻の睡眠時間がどうしても削られることくらいは予想していた。ただ、ググって体験談を読んでいるのと、妻からのLINEとでは重みが全く違う。

遠くから山を見ているのではなく、私は今まさに麓(ふもと)に立っているのだから。キツい山ってことは聞いていたが、間近に見上げて「え? こんなに傾斜エグかったっけ?」となっているのが今の私である。


しかも、ひと足先に山へ突入した妻からは、先に述べたような過酷すぎる状況報告が日々入っている。妻が実家から我が家に戻ったとき、私も本格的に入山の合図だ。

こんな状況 震えるだろ……! ただ、もう行くしかない。ビビっている場合じゃない。というか、希望だって無いわけじゃない。目の前にそびえ立つ山は信じられないほど高いが、いざ登ると途中途中で極上の景色が見える気がする。

怖さと同時に “とてつもない絶景が目の前に広がる予感” をはっきり感じながら、私はいま手ぐすね引いて突入のときを待っている。

執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
ScreenShot:LINE (iOS)

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