ウクライナ情勢:情報戦のなか情勢は混とん

アゴラ 言論プラットフォーム

ロシア国防省は15日に“演習”を終えた軍隊が撤収を開始したと発表していましたが、アメリカとNATOは、ロシア軍は増強を継続していると批判しています。また、ロシア側は、「外交交渉を行う意思と準備はあるが、米英のメディアが偽情報を流している」と逆に批判しています。

ロシア「外交交渉を行う意思と準備」ウクライナ情勢めぐり | NHKニュース
【NHK】緊張が続くウクライナ情勢をめぐり、ロシア大統領府は、共通点を交渉の過程で探っていくとして、アメリカと安全保障をめぐる交渉…

日本に浸透するロシアの世論工作を問題視する指摘も。

日本の憲法9条でなんとかなるとの指摘も。

G7は緊急会合を開催するそうですが、日本政府はなにかしら発言できるのでしょうか。また、オンラインなのに開催までけっこうな時間がかかるのは戦術でしょうか。

G7緊急外相会合ドイツで開催へ ウクライナ情勢受け
 G7(主要7カ国)が今週末にもドイツで緊急の外相会合を開催する方向で調整していることが分かりました。林外務大臣が出席を検討しています。  日本政府はロシアが侵攻に踏み切った場合には、制裁措置なども含めてG7各国と連携するとしていて、具体的な措置などについて協議するものとみられます。

外務省の対応はかなりおっとりしていると批判されています。省内で「欧州ノ天地ハ複雑怪奇」などと言っていたら、ちょっと心配ですね。

株価は下がっています。前日に大幅に上昇した反動ですが、ウクライナ情勢も影を落としているようです。

日経平均反落、下げ幅100円超 ウクライナ情勢が重荷
17日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は反落で始まり、前日比での下げ幅は100円を超えて2万7300円台半ばで推移している。前日に大幅に上昇した反動もあって、利益確定売りなどが先行している。ウクライナ情勢をめぐる不透明感も重荷になっている。日経平均は前日に600円近く上昇しており、25日移動平均(2万7474円…

ウクライナを巡って、フランスやドイツなどヨーロッパの国による外交努力は粛々と続けられているようですが、話し合いで戦争を回避できるかは、予断を許さない状況です。

地政学リスクを抱えるウクライナ Pete_Flyer/iStock