2022年2月9日から全国のマックにて販売が始まった、NYバーガーズ2種。「肉厚ビーフバーガー ペッパー&チーズ(税込み460円)」と「グリルチキンバーガー ソルト&レモン(税込み440円)」だ。
前者はサムライマックでおなじみな100%ビーフパティを使用しており、後者はマックではレアなグリルチキンを使用。バンズも普段とは違う感じで、これは是非ともレビューするしかない! ということで食べてみたのだが……まさか、こんな展開になるとは。
・ビーフ
用意したのはデリバリーで注文したこちら。間違いなく「肉厚ビーフバーガー ペッパー&チーズ」と「グリルチキンバーガー ソルト&レモン」だ。
最初に食べてみたのは「肉厚ビーフバーガー ペッパー&チーズ」。
バンズは通常のバーガーのつるんとしたものとも、またサムライマックの中心に切れ目的なものが入ったタイプとも違う独特のスタイル。
横から見るとこんな感じ。ほほう、チーズっぽく見える黄色いものが、上と真ん中あたりの2か所から溢れている。
バンズをめくってみたのがこちら。上から溢れていたチーズ的なものはチェダーチーズソース。
そして100%ビーフパティの下にはベーコンと、溶けているチェダーチーズ。
最下層にはレタスとオニオン。そして、ブラックペッパーたっぷりなステーキソースという構造。
食べてみると、まず来るのがゴリゴリにきいたブラックペッパーだ。そしてソースとノーマルの2形態で搭載されたチェダーチーズ! チーズ感がすげぇなオイ!
ところで、アメリカではコンビニのホットドッグやチェーンのバーガー店などで、セルフでチーズをかけ放題な仕様になっている場合がある。
日本だと、ファミレスのドリンクバーにあるようなマシーンからチーズが出てくる感じをイメージしてほしい。ボタンを押すと、ソース的な感じになったチーズがウネウネと出てくるのだ。
「肉厚ビーフバーガー ペッパー&チーズ」のチーズは、あのセルフでかけ放題なチーズの味を思い出させる。NYに行った気分になるかどうかはともかく、アメリカを思い出させる仕上がりなのは確かだった。
・まさかの展開
とまあ、ここまでは順調にレビューしていた筆者。予期せぬ展開が生じたのは「グリルチキンバーガー ソルト&レモン」に取り掛かった時のこと。
包みをオープンし
おや? パティの色が……
ビーフ……ッ!
公式HPによれば、「グリルチキンバーガー ソルト&レモン」に入っているのはグリルチキンのはず。しかし目の前にあるのはどう見てもビーフ。
今回のがどのようなグリルチキンかはまだ不明だが、しかし目の前にあるコイツではないことは確かだろう。色が果てしなくチキンのそれではない。
ちなみにパティの下にはホワイトチェダーとベーコン。
最下層はレタスと、ガーリックの香りがするソース。この辺りは仕様通りと思われる。
店員さんがパティだけミスった感。まあ、徒歩10分のところにある店舗からデリバリーされてくるまで1時間弱かかったしな。店舗が凄い混んでるらしかったし、そういうこともあるだろう。いつもお疲れ様です。
ということで、偶然にもゲットしたのは「グリルチキンバーガー ソルト&レモン」あらため、「ビーフバーガー ソルト&レモン」。
せっかくなので食べてみると……美味いやんけ! 思いのほか主張が強めな歯ごたえのローストガーリック入りのソースは、レモンと塩による味付けでさっぱり感がありつつも、しかしビーフによるハードな食べ応えも健在。
とはいえ、これはアクシデントでしかゲットできない存在。いちおう店舗まで出向き、「グリルチキンバーガー ソルト&レモン」だけ買ってきて食べてみたが、チキンでもしっかり美味かった。
しかしビーフ版とチキン版のどちらが美味いかと問われると、正直返答に困る。ソルト&レモンソースとビーフパティの相性はガチで強い。もう仕様として出しても良いんじゃないかというクオリティだ。
実は今回、レビュー前に期待していたのはグリルチキンの方。昔あったトマトグリルチキンサンドが好きだったからだ。とても好きだったのに、いつの間にか消えて、全く復刻もされないのが悲しかったのだ。
久々の揚げてないチキン系のバーガーに喜んでいたのだが、まさかイレギュラーなビーフ仕様をゲットし、しかもそれがガチで美味いという展開になるとは。もちろん正規のチキン版も美味かったけれども。
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.