フライものを家で作る際、どうしても最後にあまりがちな衣の具材である、小麦粉、卵、パン粉。
まとめてこねて油で揚げてみたら、なんと揚げパンになりました!
かき揚げみたいにならないかと思って……
先日、夕ごはんにとんかつを揚げたんですよ。
で、とんかつに限らず、フライ系の揚げものっていうのはみんなそうですが、中心となる食材に、小麦粉→卵→パン粉と順につけていって、それを油で揚げるわけですよね。
その際、衣の材料はバットになどに用意して使う方が多いと思うのですが、
ぴったり最後まで使い切るのって、至難の技じゃないですか? というか、僕には無理! だって、ちょっと余裕を持った分量を出しておかないと、食材全体にきれいにつかないんだもん。
そこでこの間、完全なる思いつきで、あまったその3種の材料、
残っていた揚げ油で揚げてみたんですよ。イメージとしては、「具なしのかき揚げみたいにならないかしら?」と思って。
そしたら、
こりゃいいやと。さっそく醤油と七味をかけて食べてみたところ、サクッとほおばった瞬間に強烈な違和感が!
なんと、見た目はかき揚げなのに、味と食感は完全に「揚げパン」なんです!
そりゃあそうか。考えてみたら、卵と小麦粉をつなぎにしてパン粉をまとめ、それを揚げたんだもん。つまり、「パン粉がパンに戻っただけ」だったという。
となればですよ? こうも考えられる。家でフライものを作るとき、最後に余った衣の具材は、パンにしちゃえば無駄がない! と。
作りかた
さて、今回の「残り衣の揚げパン」、最後にあまった材料をこねて揚げるってだけなんで、レシピもなにもありません。が、一応こうしてサイトでご紹介している以上、作りやすい分量、手順くらいは記しておいたほうがいいかなと、あらためて作ってみました。
【材料】
・卵 1個
・小麦粉 5g
・パン粉 20g
まったく厳密である必要はありませんが、上の分量くらいでタネを作ってみたところ、ちょうど揚げやすいもったり感になりました。
【作りかた】
上の材料をこねて生地を作り、おたまなどで成型し、両面揚げるだけ。
無骨な感じでなかなかそそる見た目でしょう? ただ、味は単なる素っ気ないパンなので、好きになんらかの味を足して食べてください。
また、片面を揚げている途中でこんなふうに、
ケチャップとマスタードをかけて食べてみたところ、これがめちゃくちゃ美味しくて、しかもどこかで食べたことある味だと思ったらあれでした、アメリカンドッグ! ミニサイズのアメリカンドッグが家で気軽に作れると考えると、けっこういいレシピな気がします。