毎年恒例、正月返上……どころか年末もクリスマスも返上して更新してきたロケットニュース24の「2022年福袋特集」。今年の合計は、現時点で空前絶後の248本! 昨年2021年は200本で、2020年は163本、2019年は125本、2018年は112本、2017年は79本、2016年は123本、2015年は51本なので、今年はまたしても過去最高記録を更新!!
ちなみに、実はまだあと少しだけ増える予定なのだが、福袋の配送状況によっては公開までにもうちょっと時間がかかるかも……。ということで、このあたりで今年の福袋特集の総まとめを発表したい。プロの福袋記者たちが自信を持って「これは買い!」とイチオシする福袋とは何なのか? 担当した本数順でどうぞ!!
【K.Masami(35本) → トイザらスの「おたのしみ袋」】
「1年のはじめにワクワクを与えてくれる、それが私(K.Masami)にとっての福袋だ。そういう意味では、オサレな商品を期待していたのに蓋を開ければヴィレヴァンだったニュースタイルも当てはまる。こちらは、ワクワクどころかハラハラした。
しかし、そんなニュースタイルを越える興奮を得られたのがトイザらスだ。まず、中身が見えないところがいい。そして紙袋いーっぱいに詰まっているところがいい。
なんかわからんが「オラ、ワクワクすっぞ!」なひと袋、それがトイザらスなのだ。加えて開けてビックリ、中身までいい。もう良いこと尽くしで言うことなしである。絶対に来年も買う」
【亀沢郁奈(25本) → ドクターシーラボ福袋】
「福袋でなければ絶対に買わなかったであろうものが、「思ってたよりイイもの」だったときの嬉しさったらない。私が軽い気持ちで購入した『ドクターシーラボ福袋』に入っていた化粧水は、奇しくも当サイト・中澤記者の ”ファースト化粧水” となった。
あのピカピカの笑顔を見られただけで「買ってよかったな」と心から思う。福袋って本当に……イイものですよねぇ〜!」
【高木はるか(25本) → カルディのワイン福箱】
「実用的だった福袋であればエチュードハウスやanySiSを真っ先に挙げたいところ。しかしテンションが上がったかと聞かれれば「何が入ってるかはわかってたからなぁ……」という感じ。勝負前から確定している勝利に対しては、人間 心が躍らないものなのである。
ということで、筆者的ベスト福袋はカルディのワイン福箱! カルディの太っ腹な采配により勝利は決まっていたとも言えるが、ひと箱開けるたびに一喜一憂する体験はまさにお祭り。非常にお正月っぽかった気がする。
2022年は「イタリア・赤」をラッキーアイテムに邁進してまいります!!」
【冨樫さや(16本) → 焼肉きんぐ】
「お得かどうか、という視点だと「店舗に何度も行く人に限れば得」という内容だったのだが、意外性や遊び心で「焼肉きんぐ」がダントツ印象的だった。
とくに「どこで使うんだよ」というブランケットは秀逸。失礼ながら、裏ボアなど無駄に豪華なところにも心臓を射貫かれた。
使い切れない可能性はあるものの購入金額以上の割引クーポンが入っているし、コースターが2個組だった点も「さすが飲食店」というところ。これくらい遊んでくれると「福袋」らしくて楽しい!」
【砂子間正貫(14本) → BIRTH JAPANの「オラオラ福袋」】
「ユーザー満足度85%を誇る「BIRTH JAPAN」のオラオラ福袋は、今年も超ワル系アイテムがパンパンに詰まっていた。どんなに素朴な一般人でも光の速さで極悪人になれる充実の中身……そして店長からのお手紙付きで死角ナシ。もはやパーフェクトと言っていい。
このご時世、誰でも多かれ少なかれ不安や恐怖を抱きながら生きていると思うが……そんなもん軽く蹴散らせるだろう。中途半端に悪ぶるのはやめて、社会を良くするために堂々と着ることをオススメする。弱き者を守るために最強に、最凶になれ。私はなった」
【まろ(14本) → 観葉植物福袋】
「今まで福袋を買ったことが無かったから、一生分の福袋を買ったような気分になった年末年始だった。レアかつお得だった福袋といえば「ハーゲンダッツ」だが、買ってよかったなぁと思うのは「観葉植物福袋」だろう。
青々と茂る植物たちに水やりをしていると、会社でゴミのような扱いを受けて荒み切った心がなんだか浄化されていくように感じる。部屋がオシャレになるだけではなく、穏やかな生活に必要なものは心のゆとりと他者(草だが)を思いやる気持ちだと改めて気づかせてくれた福袋となった。枯らさないようお世話頑張ります……!」
【和才雄一郎(13本) → 水産福箱X】
「裏事情を明かすと、このコメントを書いている記者の大部分は疲れまくっている。福袋戦線で体力を大幅に削られまくったがゆえに、HPゲージが真っ赤。疲労の極みである。
そんな中でもしっかりコメントを残して みんな偉いなぁ……と思う一方で、私は何も浮かばない。いま私の頭にあることといったら、なるべく早く家に帰って、温かいお風呂に入って、床ずれするほど眠ること。そして起きたら、ホカホカの白米を焼き鮭と一緒に頬張ることだ。
鮭とはもちろん、『水産福箱X』に入っていたヤツである。まだ残っててマジで嬉しい……アレ普通に美味いもんな……って心理状態なので、今年のイチオシはそれで。今の私のメンタルの支えになっているのだから、その資格は十分にあるだろう」
【ショーン(11本) → GEORGE’Sの福袋】
「GEORGE’Sこそ “福袋界の良心” と言っていいのではないだろうか? いまどき珍しい「中身がわからない系」でありつつも、実用品あり、珍品あり、おしゃれアイテムあり、そして ヤケクソなのかと疑うほどのお得っぷり!
「中身がわからない福袋」という代物はたいてい消費者のワクワクを搾取するだけしておいて在庫処理品を押しつけるイメージだったが、見事にそれを払拭してくれた。新生活を始めようとしている人には特にドンピシャ間違いなしの福袋だと思う」
【原田たかし(11本) → ミズノの福袋】
「普段からジム通いをしている私情もあるが、イチオシだったのはミズノの福袋。中身がわからないながら今の寒い時期にピッタリなラインナップで、しかも全身セットが入っているのは買い手に優しかった。
すべてが開封してすぐに使える即戦力。もしスポーツマスクも入っていたら100点どころか120点だったけど、ただでさえお得だからさすがに欲を出しすぎかな。ともかく来年も期待!」
【P.K.サンジュン(10本) → ヴィレヴァンアウトレットの「1万円福袋」】
「幼い頃から我が家には “福袋文化” が無かった。なぜなら「どうせ売れ残りばかり入っているに決まっている」というイメージしかなかったためである。ところが2022年現在、かつての福袋文化は滅亡寸前と言っていいだろう。
多くの福袋は買う前から中身がわかるうえ、モノによってはめちゃめちゃお得! これぞ時代に合わせたNEW福袋文化!! 最高! ……ではある一方で、やはり個人的には「何が入っているかわからないドキドキ」を大切にしたい。
その点、開封前に「ヴィレヴァンアウトレット」ほどワクワクした福袋は無かった。結果は大惨敗ではあったものの、ここまでニヤニヤできた福袋はヴィレヴァンアウトレットを置いて他にない。いつかは “100年に1度のお宝” に巡り合いたいなぁ」
【ひらじ(10本) → しまむらのモバイル福袋】
「福袋の醍醐味と言えば意外性。服なら服屋、電化製品なら家電量販店ってのが当たり前だけど、業界の垣根を越えてきたのが「ファッションセンターしまむらのモバイル福袋」。服のイメージしかなかったので意外であった……。
1100円という控えめな値段なので、手を出しやすいのも良し。福袋なのか? という疑問も残るが、価格に対しての満足度が高めだったので、私的イチオシ福袋に選びたい」
【GO羽鳥(10本) → 楽天で売ってた5000円のブランド福袋】
「今年わたしは「女装のみ10袋」という、まるで24時間テレビにおける24時間マラソンのような、誰も望んでないであろう挑戦をしていた。サライの鳴る頃には意識が飛ぶほどの無謀なチャレンジであったが、最も印象に残っていたのは通称「ブランド福袋」である。
もっとちゃんとした福袋も、もちろんある。マウジーしかりダズリンしかりだ。だが、「ブランド福袋」には、私の求める福袋の定義が申し分なく詰まっていた。それすなわちワクワクと衝撃と困惑。これでいいのだ。これでこそ福袋なのだ、来年も困らせてほしい」
【千絵ノムラ(10本) → スタバ福袋】
「2度目の福袋特集参戦だったが、今年のイチオシは、私を選ばれし者にしてくれたスタバの福袋だ。編集部16人中2人という当選の競争率におののき、「なんで私がスタバ福袋当選に!?」と実に昨年末より多大なる驚きとプレッシャーを与えてくれた。
たかが福袋、されど福袋。この当選により、どこからともなくフツフツと自信がみなぎり、ひとまわりパワーアップした気分である。そう、今年の私は一味違う。中身云々というよりもこの一連を味わわせてくれたスタバの福袋よ、有難う。また来年、挑戦させて欲しい」
【あひるねこ(10本) → ヴィ・ド・フランスの福袋】
「毎年のことだが、今年もヴィレヴァン福袋には心をへし折られた。正月を返上してまで自分は何を開封しているのか? もはやすべてが虚しくなってくる……。そんな私(あひるねこ)の荒んだ心を癒してくれたのが「ヴィ・ド・フランス」の福袋だった。
何度も言うように、ここの福袋のバッグはガチである。1500円中1000円の価値があると言っていい。おそらく1年通してよく使うことになるだろう。そこに500円の商品券と、パンやジャムが付いてくるのだ。非常にささやかだが、ささやかだからこその幸福がそこにはあった」
【中澤星児(9本) → アンダーアーマー福袋】
「最も「買って良かったなー」と思うコスパだったのは断トツでビックカメラ。2万9800円で想像を遥かに超えるものを入手することができた。だがしかし! 福袋って宝くじと同じで、当たりかどうか以上にワクワクを買う側面もあると思う。
別にハズレでもいいのだ。開ける瞬間少しワクワクできるなら。そういうワクワクが最もあったのはスポーツウェアショップ・ヴィクトリアの「アンダーアーマー福袋(1万円)」。はたして、来年はアンダーがアーマーされるのか? 今後を見守りたくなった」
【耕平(9本) → ジョーシンの初売超特価福袋】
「昨年に続いて、ジョーシンの “禁断の単品買い” にチャレンジ! しかし、あまりにパニック状態だったのか、比較対象を検索する際に型番を間違えてしまった。その結果、公開後に編集部の方で追記することに……。
今回のような凡ミスを反省するとともに、間違った情報をお届けしないよう気を引き締めようと、改めて自分を戒めるきっかけとなった記事だった」
【江川資具(8本) → サンシャイン水族館オリジナル福袋2022】
「今年から公式オンラインストアでの抽選になっていたことに気付かず、一番楽しみだった「M’s(エムズ)」の福袋を逃してしまった筆者。しかし、今年はサンシャイン水族館がやってくれた!
水族館だからこそ封入できる「あたり」を引き当てることができたのだ。他ではまず入手できない、まごうこと無き唯一無二なレアアイテム。久しぶりにテンションがブチアガった。何が入っていたのかは、記事の後半をご覧いただきたい。
福袋の良し悪しは、購入者層の趣向にどれくらい鋭いクリティカルヒットを入れられるかにかかっていると思う。その点において、サンシャイン水族館の福袋の「あたり」は福袋界随一」
【佐藤英典(7本) → iPadが必ず入っている1万9800円の福袋】
「福袋には驚きと感動が欠かせない。しかし現在、中身のわからない福袋を販売することは難しくなってしまった。そんな状況下で発見したのがこの福袋だ。期待以上、いや期待を裏切る。いやいや期待の斜め上を行ってくれたのがコレだ。
iPadを売りにしている福袋の中に、1ミリも想像できないものを詰め込んでいやがった。私は言いたい。ありがとう! それでこそ福袋だ! 来年もよろしく頼んます!! 絶対買いに行くからね!」
──以上、総勢18人のまとめでした! ぜひとも来年の福袋の購入の参考にしてください。最後に、今年もロケットニュース24の福袋特集を見てくれてありがとうございました! おそらく来年もやりますので、どうぞよろしくおねがいしますm(_ _)m
執筆:ロケットニュース編集部
Photo:Rocketnews24.