米Microsoftは16日(現地時間)、Windows 10の機能アップデート「Windows 10 November 2021 Update(バージョン21H2)」を配信開始した。Windows Update、Windows 10 更新アシスタント、メディア作成ツールなどを介して更新を適用できる。
21H2は生産性向上とセキュリティ向上をターゲットにしており、高度なWi-Fiのセキュリティ機能としてWPA3 H2E標準に対応。また、パスワードレスのWindows Hello for Businessの迅速な展開モデルの実装、Windows Subsystem for Linux(WSL)およびAzure IoT Edge for Linux on WindowsにおけるGPUコンピュートのサポートなどが挙げられる。
なお、Windows Updateでの展開は順次であるため、今すぐ適用できない可能性もある。
インサイダー向けも新ビルドを配信
合わせて、Windows 10インサイダーのRelease Previewチャネル向けに「Build 19044.1379(21H2)」および「Build 19043.1379(21H1)」を配信開始した。
こちらは不具合修正がメインとなるアップデート。Searchindexer.exeが重複するプロファイル名を作成する問題のほか、SearchFilterHost.exeのプロセス開始に影響する不具合の修正や、WindowsSubsystem for Linux(WSL)向けに–cd引数に追加するなど30点の変更が加えられている。
アップデート内容の一例は下記の通り。
- 特定のプロセッサを搭載したドメイン上のデバイスに対して起動時またはバックグラウンドで自動的にグループポリシーオブジェクトを適用できない問題を修正
- 一部のバリアブルフォントが正しく表示されない問題を修正
- Internet Explorerが機能しなくなる問題を修正
- リモートサーバー上にあるファイルの復号化に失敗することがある問題を修正
- シンプロビジョニングされた仮想マシンでBitLockerを有効化できない問題を修正
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