シャープ、5G対応で146gの軽量「AQUOS zero6」など発表

CNET Japan

 シャープは9月28日、スマートフォンの2021年秋冬モデルとして「AQUOS zero6」と「AQUOS sense6」を発表した。

 いずれも5Gに対応し、AQUOS zero6はKDDIとソフトバンクから、AQUOS sense6はKDDIとNTTドコモから、2021年秋以降に発売する。

「AQUOS zero6」はブラック、ホワイト、パープルの3色展開。パープルは「ソフトバンク」ブランドのみ
「AQUOS zero6」はブラック、ホワイト、パープルの3色展開。パープルは「ソフトバンク」ブランドのみ
「AQUOS sense6」はライトカッパー、シルバー、ブラックの3色ほか、ドコモ限定カラーもラインアップする
「AQUOS sense6」はライトカッパー、シルバー、ブラックの3色ほか、ドコモ限定カラーもラインアップする

重さ146g、AQUOS初の5Gミリ波に対応–「AQUOS zero6」

 AQUOS zero6は、価格と必須機能のバランスを追求する“ネオハイエンド“モデルという位置づけだ。重さは、5G対応モデルで世界最軽量という約146g。シャープ 通信事業本部 パーソナル通信事業部で事業部長を務める小林繁氏は、「4Gで最軽量だった『AQUOS zero2』の141gに5gを追加し、驚異的な機能強化を実現した」と自信を見せた。

AQUOS zero2と比較する小林氏
AQUOS zero2と比較する小林氏

 サイズは、約幅73mm×高さ158mm×厚さ7.9mmで、SDカードトレイやイヤホンジャックなども装備。バッテリー容量は4010mAhで、毎秒240回の描画更新とタッチ検出が可能な約6.4インチの有機EL(OLED)ディスプレイを搭載する。

 CPUは5G対応の「Qualcomm Snapdragon 750G 5G mobile platform」で、内蔵メモリーはROM128GB、RAM8GB。また、AQUOSシリーズで初めて5Gミリ波に対応する。2時間の映画コンテンツ(約1GB)を約3秒でダウンロードできるなど、5Gの特長となる超高速、大容量通信を最大限に活用できるとしている。

 アウトカメラは、F値1.8の標準(有効約4800万画素/広角79度:26mm相当)のほか、広角(有効約800万画素/超広角120度:15mm相当)、望遠(有効約800万画素/広角望遠45度:53mm相当)のトリプルカメラを搭載する。

トリプルカメラを搭載する
トリプルカメラを搭載する

 また、フラグシップモデル「AQUOS R6」のカメラ画質技術を応用して開発した新エンジン「ProPix3」を搭載。ノイズリダクションやエッジ強調処理で輪郭などのディテールをより自然に表現できるという。そのほか、暗所でのピント調整をサポートするレーザーAF、撮った写真のブレを除去できる「ブレクリーナー」機能なども搭載する。

 カラーは、ブラック、ホワイトのほか、ソフトバンク限定となるパープルの計3色。指紋センサーを数秒押し続けることで決済アプリを起動できる「Payトリガー」、設定した場所でテザリングを自動でONにできる「テザリングオート」なども搭載する。

AQUOS zero6の概要
AQUOS zero6の概要

11%薄型化、厚さ約7.9mmで1週間の電池持ち–「AQUOS sense6」

 スタンダードシリーズの新ラインアップとなるAQUOS sense6は、重さは約156g、サイズは約幅70mm×高さ152mm×厚さ7.9mmで、従来機「AQUOS sense5G」と比べて約11%薄型化。指紋センサーを画面内に配置することで狭額縁化。持ちやすく手当たりのよい側面、背面形状など、スタイリッシュなデザインに仕上げたという。

AQUOS sense6の概要
AQUOS sense6の概要

 また、4570mAhのバッテリーと、AQUOS senseシリーズで初となるIGZO OLEDディスプレイを採用。シャープ 通信事業本部 パーソナル通信事業部 商品企画部で課長を務める清水寛幸氏は、シリーズのコンセプトに掲げる「必要十分」を追求し、デザインと1週間の電池持ちを両立したと説明した。

AQUOS sense6を説明する清水氏
AQUOS sense6を説明する清水氏

 AQUOS senseシリーズとしては初めて、AQUOS R6などに搭載する「インテリジェントチャージ」機能を搭載する。電池残量が90%に達すると充電を停止、端末への直接給電に切り替える機能で、電池への負荷を低減。使用開始から3年経っても電池容量を90%以上維持できるという。

 CPUは「Qualcomm Snapdragon 690G 5G mobile platform」で、ROM64GBモデルのRAMは4GB、128GBモデルのRAMは6GB。

 アウトカメラは、F値1.8の標準(有効約4800万画素/広角79度:26mm相当)のほか、広角(有効約800万画素/超広角120度:15mm相当)、望遠(有効約800万画素/広角望遠45度:53mm相当)のトリプルカメラ。AQUOS zero6同様、新カメラエンジンのProPix3を搭載する。

 カラーはライトカッパー、シルバー、ブラックのほか、ドコモオンラインショップ限定カラーとなるブルーメタリックの計4色。

ドコモオンラインショップではブルーメタリックも販売される
ドコモオンラインショップではブルーメタリックも販売される

 両機種ともに顔認証と指紋認証に対応し、IPX5・IPX8/IP6Xの防水、防塵性能を有する。販売価格はキャリアによるが、同社では従来機となる「AQUOS zero5G basic」や、AQUOS sense5Gと同程度を想定しているという。

アプリを介さずスマート家電を操作–「AQUOS Smart home HUB」

 同日には、スマートフォンからアプリを介さずにスマート家電を操作できる「AQUOS Smart home HUB」も発表。

 AQUOSのスマートフォンとスマートホームサービス「COCORO HOME」を連携し、シャープ製エアコン、空気清浄器の主要モデルといったスマート家電を操作できるようにする。OSレベルで統合した機能で、11月以降、AQUOSの全シリーズに提供し、対応機器も拡充するとしている。

AQUOS Smart home HUBの活用イメージ
AQUOS Smart home HUBの活用イメージ

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