ピクシブは2021年9月16日、イラストコミュニケーションサービス「pixiv」内の小説作品における本文検索機能の提供を終了すると公式サイト上で発表した。サーバー負荷軽減のためだとしている。
「pixiv たのむよ 有料機能でもいい 本文検索を消さないで たのむ」
pixivはクリエイターが投稿したイラスト、マンガ、小説などの作品を通じた国内最大級のコミュニケーションサービスだ。登録ユーザー数は6400万人を超える。
16日、サーバー負荷軽減のために小説作品の「本文」を対象とする検索機能の提供を終了すると発表した。これによれば現在、pixivに投稿されたすべての小説作品における本文の総文字数は700億文字を超えており、膨大な文字数を検索対象とする本文検索は、検索機能全体に大きな負荷をかけていたのだという。
投稿作品が表示されるまでに時間がかかるなどの問題の要因にもなっていた。ピクシブは負荷解消に取り組んできたものの、根本的な問題が解決されず、やむなく本文の検索機能を終了すると判断したとしている。
そのうえで「本文検索をご利用のみなさまには、ご不便をおかけし申し訳ございません」と謝罪し、この仕様への変更は「期間をあけて順次みなさまへ反映させていただきます」と告知した。
「本文」検索機能は、作品内の描写から好みの作品を検索できるものだったため、愛用者からは終了を嘆く声が広がっている。
「pixivの本文検索が無くなる・・・?あのエモエモ小説のエモゼリフがあった作品を探せないの・・・?」
「pixivの小説の本文検索なくなるのか…!!逆にあんだけ作品数あっていままで機能してたのがすごかったんやな……ただめちゃくちゃ……困る……」
「pixiv たのむよ 有料機能でもいい 本文検索を消さないで たのむ」
またこうした声がある一方で、検索エンジンを用いる際に「site:pixiv.net」とドメインと一緒に検索をすることでサイト内検索を試みる動きもあった。