Moffは9月15日、神戸大学認知症予防推進センターと事業提携を締結したと発表した。
神戸大学が提供していた認知症予防・健康増進プログラム「eコグニケア」と、Moffの身体センサー技術を融合した、新サービス「eコグニケア powered by Moff」の提供を10月から全国で開始する。
新サービスでは、eコグニケアで実施している「定期的な体と頭の運動教室・コグニクラス(年44回)」「健康や認知症予防に関するセミナー(年6回)」「健康度や認知機能のチェック(3種)」という3つに加え、同社の「ウェルネスクラス」「デジタル体力測定」「オンラインチャット」といった機能を搭載する。
神戸大学認知症予防推進センターでは、認知症の「治療」よりも「予防」の重要性に着目し、「運動+学習+健康チェック」という多面的なヘルスケア・サービス「コグニケア」を開発した。2019年からは拠点集合型、2020年からはオンライン型の事業として展開している。
一方で同社は、2020年神戸市医療・新産業本部によるスタートアップ支援事業「STOP COVID-19 × #Technology」に採択され、神戸市民を対象にしたフレイル予防実証事業で顕著な成果をあげているという。
今回の業務提携は、神戸市によるスタートアップ支援事業が、地元大学とのコラボによる事業拡大という形で結実したものだとしている。
今後両者は、基礎研究成果をベースにしたサービス開発を推進。全国規模での事業展開を図る。