【世界の機内食】「世界一の航空会社」の機内食を食べてみた(カタール航空)

ロケットニュース24

世界の機内食をご紹介する本シリーズ、今回はカタールの国営航空会社『カタール航空』編である。カタール航空は何を隠そう、2021年の「エアライン・オブ・ザ・イヤー」で総合1位を獲得したエアラインだ。1度は乗ってみたかったんだよネ〜!

この日の目的地はスペイン・バルセロナ。成田からドーハで乗り継ぎ、のべ19時間のフライトである。提供された機内食は全3食。順を追ってご紹介しよう。

・中東の底力をみた

まず着席すると除菌シート、ビニール手袋、マスク、ハンドジェルのセットが置かれていた。さらに……

耳せん、アイマスク、歯ブラシ(歯磨き粉つき)、リップクリーム、靴下の入ったセットまで配布されたぞ。念のためお断りしておくが私が乗ったのはエコノミークラスである。さすが世界一の航空会社。

この日は22時30分発(日本時間) 〜 4時着(カタール時間)という、11時間オール深夜のフライトだ。「もしかすると機内食はナシかも」と、あまり期待せずにいた23時過ぎ……


キタキタァ〜!!!! ガッツリのディナー!



フォークやナイフは泣く子も黙る金属製だァ!


ちなみに……なぜ画像がナイトクラブっぽい写りなのかというと、カタール航空の照明は真っピンク色なのである。このシティなセンス、日本の航空会社には到底マネできまい。

とはいえ、ピンクではあまりおいしそうに見えないため、ライトを強く当てることでどうにかナイトクラブ感を消してみた。今度は古畑任三郎っぽさが出てしまったが、まぁ気にするな。

まず目を引くのが小さなカップの『おそば』である。ダシの味を想像して口に入れた瞬間、ツーンと香る酢の風味。何とも表現しづらいお味なのだが、強いて例えるなら昔給食で食べた『桜ごはん』に近かった。

よく見るとゴマ、ひじき、ニンジン、豆腐まで入っていて芸が細かい。問題はインゲンっぽく見える緑色のヤツなのだが、コレ、結局最後まで正体が不明だった。味はタクアンに似ており、もしかすると野菜ではないのかもしれない。ミステリアスだぜカタール航空……。

続くメインディッシュの『トリカツ丼』は……



メチャクチャウマい。優勝。


分厚いトリカツにフワフワ卵、そして「あんかけ」のひと手間。機内食の常識が根底から覆ったと言っても過言ではないだろう。お世辞ぬきで「チェーン店のカツ丼」と互角の勝負ができるくらいの逸品である。

ティラミスっぽいデザートもおいしい。コンビニスイーツとサシで戦えるレベル。

いやはや、まさかカタール航空でおいしい和食が食べられるとは思わなんだな。ホカホカのパンは明日の朝ごはんにとっておこう。それじゃみなさん、おやすみなさい……。


・翌朝……

「フィッシュオアベジタブル?」の声に起こされてみると、すでに到着まで2時間を切っていた。朝食は魚とキノコのお粥、ヨーグルト、フルーツ、パン。なんだか食べてばかりでスマンね。

ちなみに昨夜残しておいたパンだが、時間がたつとカチカチに硬くなっていた。機内食だってなるべく温かいうちに食べたほうがいいってことだろう。優しいお粥が疲れた体に染み渡る。

さらに食後には毎回、オーストリアの銘菓『Manner』のミニウエハースとコーヒーが配られる。こんなに良くしてもらってイイんだろうか。

空いた時間は機内モニターに内蔵されたゲームなどでつぶし……

中継地のドーハ・ハマド国際空港に到着!


・そしてまたも食う

ここからはカタール航空の別便に乗り換え、最終目的地のバルセロナまで7時間の旅路だ。

前半戦とうって変わって真っ昼間のフライト。スエズ運河やシチリア島など、様々な名所を見下ろすことができた。

写真写りもいい感じである。メニューはビーフシチュー、チョコレートムース、フルーツ、パン

スポンジみたいに見えるものはマッシュポテトだ。お味は……

グッ……ウマイ! このゴロゴロとしたビーフ! 街のちょっとした洋食屋だってこれほどはゴロゴロしていないだろう。昨夜のカツ丼を「最高」と評したが、さっそく更新されてしまったかもしれぬ。

世界一の実力を「これでもか」と見せつけてくれたカタール航空。いやはや、ごちそうさまでした。ちなみに搭乗時にチラ見したビジネスクラスの豪華さったらなかったぞ。いつか出世したら必ず乗る……!

参考リンク:トラベルボイス
執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.

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