Facebookの無線インターネット専門家チームがAmazonに移籍し、Amazonの衛星ブロードバンド計画「Project Kuiper」に加わることで両社が合意した。
提供:NASA
両社は契約の条件を明らかにしていないが、Facebookの広報担当者は、The Informationによる最初の報道に続く米ZDNetの取材に対し、少数のメンバーからなる同社のコネクティビティチームがAmazonに移ったことを認めた。
この広報担当者は次のように述べた。「われわれは、衛星技術によって次世代のブロードバンドインフラが実現すると考えており、接続性に関する取り組みの一環として、光通信や無線周波数に関するシステムおよびソリューションを利用して衛星接続を進化させるため、新たな方法の設計やテストに携わる素晴らしいチームを築き上げた」
「Facebookは引き続き、新しいプログラムや技術、ビジネスモデルの開発を通じて、より優れた、より広範に及ぶ世界規模の接続性を実現するために取り組んでいく。このチームが取り組みを次の段階に進め、この分野で後々まで影響を及ぼしていくことを楽しみにしている」
Amazonは地球低軌道に3236基の衛星群を配備し、インターネットを十分に利用できないか、またはまったく利用できない地域で接続サービスの整備を進める計画であり、Project Kuiperのスタッフ増員はこの取り組みの強化に役立つ。Amazonはこの計画を2019年から進めており、2020年7月に米連邦通信委員会(FCC)の承認を得ている。同社はこのプロジェクトに100億ドル(約1兆1000億円)を投じる計画だ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。