Blue Origin初の有人宇宙飛行、史上最年少の18歳が搭乗へ

CNET Japan

 Blue Origin初の有人宇宙船「New Shepard」は、4人の乗客とともに、いくつかの世界一の称号を乗せて宇宙に飛び立つ。New Shepardのクルーカプセルには世界一の富豪、つまりBlue OriginとAmazonの創設者であるJeff Bezos氏に加えて、かつて宇宙飛行士の訓練を受けていた82歳のWally Funkさんと、オランダの18歳であるOliver Daemenさんという、宇宙に飛び立つそれぞれ世界最高齢と最年少の人物が搭乗する。


Oliver Daemenさん
提供:Blue Origin

 Daemenさんは米国時間7月15日、この歴史的なミッションの最後の搭乗者として発表された(もう一人の搭乗者は、Bezos氏の兄のMark Bezos氏)。Blue OriginはDaemenさんについて、同社初の有料搭乗者だが、オークションで搭乗権を2800万ドル(約31億円)で落札した人物ではないとした。

 「現時点で匿名を希望しているBlue Originのオークション落札者は、スケジュールの都合により、New Shepardの次回以降のミッションに搭乗することを選択した」(同社)

 Blue Originの広報担当者は米CNETに対し、Daemenさんはオークションの参加者で、2回目の飛行に搭乗する権利を獲得していたが、トップで落札した人が今回の飛行に搭乗できなくなったため、順番が繰り上がったと説明した。

 Daemenさんは2020年に高校を卒業し、物理学とイノベーション管理を学ぶためにオランダのユトレヒト大学に進学する計画だ。ヘッジファンドの創業者Joes Daemen氏の息子で、今回の飛行は、父親からの最高の卒業プレゼントのようだ。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。