鉄道会社と二次交通を充実させる!NearMe『ミッドナイトシャトル』の実証運行が決定

移動の課題に取り組むソーシャルデザインカンパニーの株式会社NearMeは、東日本旅客鉄道株式会社のグループ会社でベンチャーへの出資・協業を推進するCVCのJR東日本スタートアップ株式会社、東急株式会社、小田急電鉄株式会社、株式会社西武ホールディングスで構成される鉄道横断型社会実装コンソーシアム「JTOS(ジェイトス)」の第5弾として“シェア乗り”を活用した新たな移動サービスの実証運行が決定したことを発表した。

また、実証運行の第1弾として1月29日(水)から3月末までの期間限定で株式会社西武ホールディングスとともに、池袋線西武南口を発車し西武池袋線沿いに小手指駅付近までの範囲を運行する「ミッドナイトSシャトル」の運行を開始する。

■背景
人手不足の日本における鉄道を取り巻く環境は日々変化しており、夜間の保守作業にロボットやAI(人工知能)を活用し、負担軽減や効率化を図る動きが広がっている。人手不足による移動課題は他業界でも起きており、タクシーの車両数は、2007年をピークに減少傾向となっており、2007年比で20%以上も少ない約20万台※1となっている。
※1 一般社団法人全国ハイヤー・タクシー連合会「TAXI TODAY in Japan 2024」

ニアミーは、2019年にタクシーの利用者同士による“シェア乗り”で空港とその周辺都市をドアツードアで結ぶサービス『エアポートシャトル』をはじめとして、シチュエーションに応じた様々な移動のニーズに対応するためのサービスを複数展開し、モビリティの課題と向き合っている。ライドシェアに関する様々な議論が交わされている現在「輸送量を増やす」ためのアプローチとして、1つの車両を複数組でシェアする「ライドプーリング」によって、既存アセットの活用という「質」的観点から輸送量を効率的に高めることを可能にしている。

顕在化する移動課題の解決に向けて、ニアミーと鉄道会社が連携した新たな移動手段を提供することで、1人でも多くの人が、自由に移動できる社会の実現を目指す。

まずは、タクシーの供給が足りていない時間帯での、鉄道の最寄り駅から自宅までのスムーズな移動を可能にすることを目指し、首都圏の終電時間帯における新たな移動サービス『ミッドナイトシャトル』を展開し、実証実験の結果を踏まえて初電時間帯での実施、地方エリアのオーバーツーリズム問題の解決に向けた展開なども検討していく。

■『ミッドナイトシャトル』について
沿線地域の移動課題が顕在化している終電時間帯や交通手段の供給が不足しているエリアにおいて、地域特性やユーザー動向、需要などを検証するため、JTOS各社の持つエリアの沿線で実証運行をする。実証運行の第一弾となる「ミッドナイトSシャトル」は、終電後となる25時より池袋線西武南口を発車し、西武池袋線沿いに小手指駅付近までの範囲で運行する。

<「ミッドナイトSシャトル」実証運行概要>
名称:ミッドナイトSシャトル
サービスサイトURL:https://app.nearme.jp/town-shuttle/jtos/ikebukuro/
実証運行期間:2025年1月29日(水)~2025年3月末まで
※実証運行は、上記期間内の水曜日、金曜日、土曜日に限る。
実証運行時間:25時発 ※西武池袋線の終電終了後
乗車場所:池袋駅 (西武南口、高速バス乗り場のいずれか)
エリア/料金:西武池袋線沿いに小手指駅付近まで
・練馬区東エリア(都道443号線以東)、中野区一部(富士見台駅付近):4,500円
・練馬区西エリア(都道443号線以西):5,900円
・西東京市:6,800円
・東久留米市/清瀬市:7,900円
・東村山市/所沢市:9,000円
決済方法:クレジットカード決済のみ
最大乗車人数:6名
※その他詳細は「ミッドナイトSシャトル」のサービスサイト(https://app.nearme.jp/town-shuttle/jtos/ikebukuro/)を参照のこと。

「ミッドナイトSシャトル」サービスイメージ

■JTOS担当者のコメント
今回は、JTOSの「MOVE」の取り組みとして、ニアミー社のシェア乗りサービスを活用し、深夜帯の移動課題解決に挑戦します。 鉄道の運行時間帯だけでなく、それ以外の時間帯においても、多様な移動手段を提供することで、より快適な生活を送れる街づくりを目指します。 今後もニアミー社と共にJTOS各社のアセットを使い、深夜帯の移動に限らず「様々な移動シーンにおける課題解決」や、「新たな移動価値の創出」に取り組んでいきたいと考えています。

■株式会社NearMe 代表取締役社長 高原幸一郎氏のコメント
このたび、鉄道横断型社会実装コンソーシアム「JTOS(ジェイトス)」の第五弾として行う実証実験に、ニアミーの“シェア乗り”サービスが採用されたことを大変うれしく思います。今回の取り組みは、私自身が一般生活者として感じていた移動のペインを解消するサービスであり、ニアミーを創業するきっかけにもなりました。

鉄道の最寄り駅から自宅までの道のりでスムーズな移動ができなかった、という経験は、誰しもが人生で一度は経験したことがあるのではないのでしょうか。『ミッドナイトシャトル』の実証運行は、移動する方向が同じ乗客同士が“シェア乗り”によって移動することは、乗客にとっては、時間とコストの削減につながり、運転手にとっては、出発地と到着地の往復が減少するだけでなく、一運行あたりの売上が増加するなど、双方によって多くのメリットをもたらすと考えています。さらに、効率的な人の移動が実現することで脱炭素社会への貢献にもつながると考えています。

ニアミーは今後も、効率的かつ環境に優しい移動の仕組みである“シェア乗り”が当たり前の選択肢となる未来を目指し、移動に関して存在している様々な社会課題の解決に貢献してまいります。

株式会社NearMe 代表取締役社長 高原幸一郎氏

JR東日本スタートアップ株式会社
東急株式会社
小田急電鉄株式会社
株式会社西武ホールディングス
株式会社NearMe

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熊澤義一
株式会社エス・ジー・エム
2017-07-15



森口 将之
学芸出版社
2021-09-17