株式会社PFUは2023年10月25日(水)、ベルサール神田にて、報道関係者向けにHHKB新商品発表イベントを実施した。イベントでは、同社が開発・販売する高性能コンパクトキーボードHappy Hacking Keyboard(以下HHKB)シリーズに、新たにAll-in-Oneのコンセプトを加えた「HHKB Studio」を発表した。
■オールインワンの進化した姿
発表会は、株式会社PFU 執行役員常務 清水康也氏の挨拶から始まった。
働き方の多様化が急速に進む現代では、スマートフォンやウェアラブルデバイスなど新たなコンピューティング環境や開発ツール・アプリケーションも多様化しており、「さまざまな入力操作」を快適に利用できるインタフェースの進化が求められている。そうした状況を踏まえ、同社は新製品「HHKB Studio」を投入する。
PFU の米国拠点であるPFU America, Inc.にて企画し、「GoPro」のデザインでもお馴染みのHuge Design LLC.(米国カリフォルニア州)にデザイン協力を得て開発した。コンセプトは、「最小の動きで、無限大の創造を」。真のプロフェッショナルの道具として、ホームポジションを崩さずすべての入力操作を完結できる「All-in-Oneの新たな入力デバイス」として提供する。
「HHKB Studio」は、タイピングを主としたProfessional シリーズとは別の新シリーズだ。「正確な高速タイピングを最小動作で奏でる」というHHKBの基本コンセプトを踏襲しつつ、「マウス機能」や「ジェスチャー機能」を1つのキーボードに統合した。
清水氏は、
『ドライビング環境にたとえるのであれば、今回発表の「HHKB Studio」はフォーミュラカーのように、オールインワンの進化した姿になっております。』と語った。
■ コンテンツクリエイターの方にも、ぜひ、使っていただきたい
引き続き、株式会社 PFU 販売推進統括部 統括部長 山口 篤氏より、「HHKB Studio」の詳細が説明された。
「HHKB Studio」は、HHKBの合理的なキー配列を継承し、ポインティングスティックとジェスチャーパッドの機能を搭載した。これにより、ホームポジションから手を離すことなく、思考を止めずにクリエイティブな活動へ没入できる。
ジェスチャーパッドでは、画面スクロールやウィンドウ切り替えといった直感的操作が可能だ。また、ソフトウェア独自のショートカットをさまざまに割り当てることで、ユーザーのクリエイティブな活動をアシストする。
キーには、リニアタイプのメカニカルスイッチを採用。HHKBオリジナルのスムーズな静音リニアスイッチ(押下圧45g)の採用により、創造的なアウトプットをおこなえる。
さらに、キーマップ変更ツールを使うことで自分好みのカスタマイズを実現することができる。
山口氏は、
『「HHKB Studio」では、コンテンツクリエイターの方へ幅を広げていきたいと考えております。昨今、動画や画像、音楽編集、ウェブのコーディング、VR、生成AI。たとえば、UnityやBlenderなどを使う方が増えてきています。左手デバイスと合わせて、 コンテンツクリエイターの方にも、ぜひ、使っていただきたいと思います。』と語った。
YouTube:https://youtu.be/HiQcPY1zirU
HHKB シリーズは1996年の発売開始以来、プログラマーやエンジニアの方々を中心に人気があり、世界累計出荷台数67万台(2023年5月現在)を超え、ロングライフデザイン賞を受賞したベストセラー商品だ。プロフェッショナルに選ばれ、プロフェッショナルに磨かれて進化を遂げてきたHHKBシリーズは、「HHKB Studio」が新たに加わり、これからもユーザーの創造性をさらに高める最高のインタフェースを目指し進化し続けることだろう。
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