デジタル庁は27日、行政手続きなどを分かりやすく表現したイラストレーションおよびアイコン素材の配布を開始した。府省庁や自治体、事業者など誰でも活用できるとしている。
マイナンバーに関するデジタル手続きをはじめ、専門用語が多く分かりにくい行政手続きなどについて、ひと目で分かりやすく伝えることを目的に制作された素材集。具体的な手続きなどを表現したイラスト素材と、行政文脈を伝えるアイコン素材が用意されている。
政府の公式素材として制作しており、デジタル庁のWebサイトまたはFigmaで配布している。著作権はデジタル庁が有するが、利用規約の下、クレジット表記なしで利用できる。
これまでは、政府が公式に配布する専用素材がなく、各自治体やサービス事業者側で独自に素材を用意する必要があったため、制作に手間がかかる、表現の統一性がないといった問題があった。こういった状況に対し、デジタル庁が公式で素材集を公開することで、各組織ではコストを抑えつつ分かりやすい表現を実現できるという。
加えて、素材制作に関して検討すべき事項をまとめたガイドラインも配布しており、素材を追加したいといったニーズにも対応できるとしている。
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