巨人・坂本が故障で戦線離脱 「遊撃の後継者」に最もふさわしい選手は?

J-CASTニュース

   巨人に大きな痛手だ。坂本勇人が2023年6月23日の広島戦(マツダ)で初回に二塁への内野安打で一塁へ駆け抜けた際、右太もも裏を負傷。足を引きずり途中交代した。翌24日に登録抹消に。27日に右太もも裏の肉離れと発表された。


  • 写真:長田洋平/アフロスポーツ

活躍すればレギュラー奪取の道が切り拓ける

「普段は痛みを我慢してプレーする坂本があれだけ痛がるのだから、軽傷ではないと思います。春先は打撃不振でスタメンから外れていましたが、5月以降は調子を上げて1番に定着していた。攻守で不可欠な選手なので、コンディションを整えて戻ってきてほしいですね」(スポーツデスク)

   坂本の離脱で、遊撃は熾烈なレギュラー争いが繰り広げられる。有力候補が高卒3年目の中山礼都、大卒ルーキーの門脇誠だ。中山は攻守で野球センスにあふれ、昨年は坂本が故障で離脱した際に遊撃で最も多くスタメン出場した。打撃が課題だったが、今季はスイングに力強さが増して打率.262をマーク。スタメンで起用し続ける価値がある選手だ。

   身体能力の高さに定評がある門脇も魅力的だ。球際に強く、強肩で守備能力が高い。中田翔が故障で戦線離脱した5月中旬には、本職が三塁の岡本和真が一塁に回り、門脇が三塁に抜擢された。打撃は豪快なフルスイングが魅力だが、打率.173、1本塁打とまだまだ精度が低い。打撃で覚醒すれば、攻守の中心選手になれるだろう。

   坂本不在のピンチは中山、門脇にとってチャンスだ。活躍すればレギュラー奪取の道が切り拓ける。遊撃の後継者は中山か門脇か、それとも新たなダークホースが救世主になるか――。(中町顕吾)

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