ファミリーマートの「塩おむすび」の原材料がツイッターで話題を集めている。
食用油脂やpH調整剤なども含まれていることから「米と塩だけでつくって」と訴える消費者の声を受けて、料理研究家でYouTuber・リュウジさんが2023年3月28日、各材料は企業努力のもと品質保持のため使用されている旨を力説した。同社の見解を聞いた。
「なんでこれ入ってんだよ!!という材料には必ず理由がある」
注目されている商品は、ファミマのプライベートブランド・ファミマルの「こだわり贅沢米 塩おむすび」だ。プレーンなおにぎりだが原材料には「うるち米、食用油脂、食塩、調味酢/pH調整剤」と表記されているとして、あるユーザーが「米と塩だけでつくってくれよ」とツイートした。
投稿に対してリュウジさんは28日、「これ何度も言ってるけど品質保持の為です」と応じ、詳細を次のとおり説明している。
「油を入れて炊く事により米がベタつかず、艶やかで冷めてもウマいおにぎりになるしPH調整剤は腐りやすい米の腐敗防止になる 企業が時間が経ってもウマくて安全なものを皆様にと思った努力の結果です」
「なんでこれ入ってんだよ!!という材料には必ず理由がある」と続け、pH調整剤に関しては、「馴染みのある化合物だったりすることも多いのでそこまで毛嫌いしないでほしい 『なんかよくわかんねえから危険!!』ではなく知ることが大事です」とも主張する。
リュウジさんの投稿は2万件以上のリツイートや8万9000件超の「いいね」を集め、「だからコンビニのご飯って家で再現出来ないのかぁ~」「超納得」などと話題になっている。
塩おむすびの原材料についてファミマの広報は30日、
「当該商品に米と塩以外が含まれている理由はリュウジ氏がおっしゃっている通り、品質保持のためです」
とJ-CASTニュースの取材に答えた。リュウジさんの投稿への受け止めは、「大変うれしく存じます」。各材料の具体的な作用に関しては説明を控えるも、「この商品に限らず、当社の商品は安心してお召し上がりいただけます」とした。