ウクライナ、クリミア半島奪還を本格検討か

アゴラ 言論プラットフォーム

イギリスのタイムズ紙の報道によると、ウクライナ軍関係者が英国製ミサイルで2014年にロシアに併合されたクリミア半島への攻撃を検討してることが分かりました。

ゼレンスキー大統領は以前からクリミア半島の奪還を目指すことを公言しています。

クリミア半島はロシア人にとって歴史的にも、文化的にも重要な意味を持つ場所です。2014年の併合の際は、ロシア世論の8割が支持し、プーチン大統領の支持率が急上昇しました。

そのような土地を攻撃することは戦争のさらなる激化につながりかねません。

米国政権内もウクライナのクリミア半島奪還を容認する空気が醸成され始めているとの報道も。

クリミア半島はロシアによって不法に奪われた領土であり、ウクライナにはそれを取り戻す権利があります。

訪英したゼレンスキー大統領とスナク首相 同大統領Fbより

しかし、ロシアにとってクリミア半島を失うことは譲れない一線であります。ウクライナのクリミア半島奪還作戦が開始されれば、ロシアによる核使用をいよいよ懸念せざるを得ないのではないでしょうか?