日本人の平均未読メール数は646通、34歳以下は平均1000通以上を放置–CCleanerが調査

CNET Japan

 CCleanerは12月20日、Dynataに委託して実施した「デジタルクリーニング」に関する調査結果を発表した。

 調査期間は、2022年11月29日〜12月5日。日本国内の男女1015人(18歳以上)を対象に、個人所有のデジタル端末(Windows PC、Mac PC、iPhone、Android、iPad、Androidのタブレット)について質問している。

 同調査によると、日本のインターネットユーザーの約7割(68%)は、デジタル端末の整理整頓「デジタルクリーニング」を行っていないことが判明した。

 また、個人用メールアドレスの平均未読メール数が646通であるという。特に、若い世代は未読メールの件数が多い傾向にあり、34歳以下は平均1000通以上のメールを未読のまま放置しているという。

 今回の調査では、Windows PCユーザーの3人に1人(34%)が、PCに保存されている不要な写真やファイルを整理したことがないと回答した。この内、41%は今後も不要なファイルを整理する予定はなく、39%は考えたこともないと回答している。

 また、Windows PC内のファイルを整理したことがある回答者でも、頻繁に整理していない理由として、「面倒くさい」(34%)、「時間がない」(18%)などを挙げている。

 一方で、個人所有のデジタル端末で最も容量を使用していると思うファイルの種類について調査したところ、すべてのデバイスにおいて、マルチメディアファイル(音楽、写真、ビデオなど)が最も多い回答となった(Windows PC:36%、Mac PC:45%、iPhone: 50%、Android:35%、iPad: 39%、Androidタブレット: 33%)。

 これらのデジタル端末のパフォーマンスについて調査したところ、Windows PCユーザーの半数以上(54%)がPCの動作が遅いと感じていることが判明。さらに、3人に1人(34%)が、バッテリーが0%ではないにもかかわらず、Windows PCが突然動作しなくなったり、電源が切れたりした経験があると回答している。

 なお、Windows PCのフリーズ・クラッシュを経験したことがあると回答した人に対し、その原因をきいたところ、33%が原因はわからないと回答した。その他、パフォーマンスの不具合の背景に考えられる原因として、「PC自体が古い」(25%)、「容量があまり残っていない」(18%)などが挙がっている。

 また、調査対象となったすべてのデジタル端末において、多くの人が不要なアプリやプログラムを削除することで、デジタル端末のパフォーマンスの維持・向上を図っていることが判明。特に、Windows PCユーザー(50%)やiPhoneユーザー(49%)と比較し、Androidユーザー(62%)は、この対策を取っている人が多い傾向にある。

 Windows PCの動作が遅かったり、突然フリーズ・クラッシュしたりするなどの不具合を経験する人は少なくないものの、多くのユーザーは、Windows PCを長く使っていることも判明している。実際、Windows PCユーザーの35%は、現在のPCを5年以上使っていることがわかったとしている。

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