Googleマップ&GoogleショッピングがARを駆使した機能をアップデート、ARで店舗情報や商品の3Dモデルがチェック可能に

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Googleの提供する地図サービスのGoogleマップとGoogleショッピングがアップデートされ、ARを駆使した複数の新機能を実装しました。

New Maps updates to help you make the most of the holidays
https://blog.google/products/maps/new-maps-updates-to-help-you-make-the-most-of-the-holidays/

2022年9月、GoogleマップはARナビ機能「ライブビュー」でATMなどを検索することが可能になりました。さらに、2022年11月の第4週からは、ライブビュー検索がロンドン・ロサンゼルス・ニューヨーク・パリ・サンフランシスコ・東京といった都市で利用可能となります。なお、ライブビューはAndroidとiOS版のGoogleマップの両方で利用可能です。

これらの都市でGoogleマップアプリを開き、ライブビューを使って近隣のコーヒーショップや銀行、ATMなどの場所を検索することができるようになります。ライブビューはARを使ったナビ機能なので、スマートフォンのカメラを向けるとその方向に何があるのかが表示されるので、通常の地図よりも直感的に目的地の方向を知ることが可能です。

使い方は簡単で、Googleマップの検索ボックスにあるカメラアイコンをタップ。


するとライブビュー画面になります。画面上のピンをタップすれば店舗情報をチェック可能。


さらに、Googleマップ上に表示される電気自動車用充電ステーションの情報がより詳細になります。ユーザーの保有する電気自動車に最適な充電ステーションをより簡単に見つけることができるように、「急速充電(Fast charge)」フィルターや、「50kW」や「150kW」といった充電出力情報などが表示されるようになります。


他にも、2020年からGoogleマップアプリでは車椅子対応の場所をチェックすることが可能となっていますが、新たに「設定」画面の「バリアフリー」から「車椅子対応の場所」を有効にすることで、車椅子でアクセスできる入口がある建物の場合、ビジネスプロフィール部分に車椅子アイコンが表示され、アクセスできない場所にはアイコンに取り消し線が表示されるようになります。


同じように、バリアフリー対応の座席・トイレ・駐車場についてもチェック可能です。車椅子対応か否かはビジネスオーナーからの情報と、Googleマップコミュニティからの投稿に基づきます。車椅子対応の場所はベビーカーを押している人や、大きな荷物を持っている人などの、階段を避けたい人にも役立ちます。

この他、Googleはアメリカで提供するARショッピング機能のアップデートも発表しました。

Use new AR features to shop for beauty products and shoes
https://blog.google/products/shopping/more-ways-to-shop-in-ar/

Googleは美容製品を使うとどうなるかをチェックしながら商品購入ができるARショッピング機能を提供しています。美容製品の中で最も検索されているのがファンデーションであったため、Googleはファンデーションの色合いをさまざまなモデルの肌で確かめることができるファンデーションマッチという機能をARショッピングに導入しました。ファンデーションマッチでは、肌の色・年齢・性別・顔の形・民族・肌のタイプなど、さまざまなスペクトルに分かれた148人のモデルが用意されているため、自身の肌に似たモデルを選んで「ファンデーションを使用した場合」をシミュレーション可能となります。

Google AR | Beauty Photo Library – YouTube
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他にも、ARショッピング機能では家具などをチェックすることができたのですが、新たにスニーカーにも対応しています。これにより、購入を検討している靴をARで表現することで、靴の色味やひも、ソールなどの細かな部分まで「手に取ったかのように」チェックすることが可能です。


ARショッピングに対応しているのはSaucony、VANS、Merrellといったブランドの製品のみですが、スニーカーや家具の3Dアセットを持つブランドなら、誰でも製品をARショッピングに対応させることができます。

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