Twitterの「Birdwatch」プロジェクトでは、誤解を招くツイートに対してユーザーがファクトチェックをし、コンテキストや詳しい情報へのリンクなどを記したメモを追加できる。同社は米国時間10月6日、米国のすべてのTwitterユーザーにこの機能の表示を開始したと発表した。Birdwatchには1万人以上の協力者が参加して、1年にわたり限定的な試験運用が行われてきた。
提供:Sarah Tew/CNET
Twitterのブログ記事によると、Birdwatchのメモが一般公開されるには、Birdwatchの協力者(異なる意見を表明してきた協力者も含む)から有益な情報だという評価を受ける必要があるという。Birdwatchに参加していないTwitterユーザーも、メモが有益なものかどうかを評価できる。
Here’s a short video about Birdwatch!
A video description is available here: https://t.co/q1co1StK6E pic.twitter.com/Aj26E2REcE— Birdwatch (@birdwatch) October 6, 2022
Birdwatchの試験運用によって、誤解を招くツイートへのいいね!やリツイートは15~35%減少したとTwitterは述べている。同社のデータによると、Birdwatchは米国内の政治的分断を越えて効果を上げたようだ。
「われわれの最新の調査では、メモは個々のユーザーが自覚する支持政党に関係なく有益な情報になることが分かった。支持政党の違いによる平均的な有益性に統計上の有意差はみられなかった」と、Twitterはブログ記事で述べている。
Twitterは、協力者を増やすことも検討している。協力者はオンボーディングプロセスで他の協力者の情報を継続的に評価し、有益か有益でないかを安定的に区別できるようになることでメモを記載する能力を習得する。
Twitterは、BirdwatchのアルゴリズムをGitHubで公開し、一般ユーザーがアクセスできるようにした。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。