Intelが9月27日(米国時間)に正式に発表した「第13世代Core デスクトップ・プロセッサー」(以下第13世代Core)が、10月20日(米国時間)からグローバルで提供が開始される。
第13世代Coreは、第12世代Coreから導入された「パフォーマンス・ハイブリッド・アーキテクチャ」と呼ばれる、2種類のCPUコアを利用して性能を向上させる仕組みを受け継ぎ、キャッシュ容量やEコアの数を8から16に増やすなど改良を行なった。シングルスレッドで15%、マルチスレッドでは41%の性能向上を実現していることが大きな特徴となっている。
製品の発売に先立って、Intelよりサンプルをお借りすることができたので、写真で外観などをチェックしていきたい。
第12世代Coreからキャッシュ、Eコア数、クロック周波数が引き上げられMT時に41%性能向上を実現
第13世代Coreは、Raptor Lake(ラプターレイク)の開発コードネームで知られてきた製品で、第12世代Core(Alder Lake)で導入されたハイブリッド・パフォーマンス・アーキテクチャの仕組みをさらに発展させた。
その改善点の大きな特徴は3つあり、
- コアあたりのL2キャッシュが1.25MBから2MBに、CPU全体のL3キャッシュが30MBから36MBに増やされるなどキャッシュの増量
- Eコアが8コアから16コアにコア数が8コア増えて、Pコアの8コアと合わせて最大24コアになった
- 最上位SKUではターボ時に5.8GHzまでクロック周波数が上がることなどのクロック周波数の引き上げ
が性能向上の大きな理由になっている。それぞれの詳細は発表時の記事やコラム記事などをご参照いただきたい。
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