Teslaは人型ロボットを開発する計画と、真の自動運転車にさらに近づく計画を推し進めている。詳細は米国時間9月30日に予定されている2回目の「Tesla AI Day」で明らかになる。人工知能(AI)関係の最先端の例を目にすることになるだろう。たとえそれが成熟するにはまだ数年かかるとしてもだ。
提供:Tesla
最高経営責任者(CEO)のElon Musk氏が2021年の1回目のAI Dayで発表した人型ロボット「Tesla Bot」(または「Optimus」)が再び主役になりそうだ。この時に披露されたのは、仕様や実物大のダミーだけで、どのようなものになるのかを説明しようとする異様な試みとして、Tesla Botに扮した人がぎこちなくダンスするのを見られただけだった。Musk氏が2回目のAI Dayを延期したのは、Tesla Botの実機のプロトタイプを待つためだった。
Reutersが見つけた求人広告によると、Teslaは多数のTesla Botを自社の工場に導入する計画を検討中だという。同社はTesla Botに携わるエンジニアの採用を進めており、Musk氏が人材募集のためにAI Dayのような派手なイベントを計画しているのは明らかだ。
人類に「存在の危機」をもたらすような極めて知能の高いAIと比べて、人間が卑小な存在になってしまうことについては、Musk氏自身も思い悩んだことがある。したがって、ロボットが主人となり、人類がその前に膝を屈する未来を心配するのはばかげたことではない。しかし、Tesla Botに関しては、同社はこれを有用なアシスタントと捉えており、人々を安心させようと努めている。Instagramページではロボットの手でハート形を作った画像を掲載して、「時速5マイル以上で走れる人なら心配なし」と約束している(5マイルは約8km)。
おそらく、はるかに長い期間取り組んでいるプロジェクトである「フルセルフ ドライビング(FSD)」のベータ版も、Tesla Botと並んで注目を集めるだろう。Teslaはこの技術で車両の完全自動運転化を目指している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。