こちらは(株)メディアジーンのメディアコマース・チームが編集・執筆した記事です。
スタジオジブリのアニメ映画「もののけ姫」をご覧になったことはありますか? 映画に登場する「たたら場」とは、昔の製鉄所。今はもう存在していないのかと思っていたら、奥出雲にある「日刀保(にっとうほ)たたら」というところが、日本刀専用の素材「玉鋼(たまはがね)」の製造元として、日本で唯一操業しているのだそうです。
今回ご紹介する「刀剣型ペーパーナイフ」も、「日刀保たたら」のたたら製鉄で作られた「玉鋼」からできています。日本刀用の「玉鋼」を、刀鍛冶・安藤広康刀匠が心を込めて打った一振りを紹介していきましょう。
日本の伝統技術を身近に
「刀剣型ペーパーナイフ」原料となる「玉鋼」は、「たたら製鉄」で作られます。「たたら製鉄」とは、木炭の燃焼熱によって砂鉄を還元し鉄を得る日本古来の製鉄方法で、3昼夜連続で操業しなくてはなりません。
「刀剣型ペーパーナイフ」は、そこで得られた「玉鋼」を鍛錬して作ります。「玉鋼」を打ち固めてひとつの塊にし、それを熱して叩いて延ばし、折り返てはまた打ち固め、何度も同じ工程を繰り返すのです。気が遠くなるようなこの鍛錬をののち、鋼の塊を刃物の形に成形します。この加工の過程は、途中まで日本刀の製作過程と全く同じです。 つまり、匠の技を手元で鑑賞できるのが、この「刀剣型ペーパーナイフ」というわけなのです。
桐箱入りで届きます
でき上った「刀剣型ペーパーナイフ」は、一振りずつ桐の箱に入って届きます。すべてが職人の手作業で作られているため、2つとして同じものはありません。
持ち手の柄巻には、10色のバリエーションがあり、それぞれに、真鍮いぶし仕上げの鐔(つば)が装飾用につけられています。この細かいこだわりが、ミニチュアの日本刀っぽくて、本当にかっこいいのです!
使い方は本物の日本刀のように
刃の形を見てくださ。「刀剣型ペーパーナイフ」は、カッターナイフ等と違って、切っ先がまるく、刃を押し付けて切るようにはできていません。
使うときは、本物の刀同様に「引いて切る」ことを意識してください。本製品は、あくまでペーパーナイフであり、銃刀法の「刀剣類」や銃刀法及び軽犯罪法の「刃物」には該当しませんが、切れないわけではありません。
日本刀の文化を伝える「刀剣型ペーパーナイフ」は、ただいま姉妹サイトmachi-yaでクラウドファンディングに挑戦中です。すでに目標金額の4倍以上のご支援をいただき、日本刀人気の高さを実感しているところです。海外からやってくる旅行者の皆さんに、トラディショナルな日本土産としても喜ばれそうですね。
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下記のプロジェクトページには、より詳しい作業工程の動画や、選べる柄巻の色、セット品の選択肢についても掲載してありますので、確認し申し込みください。
※ 注 こちらの商品は、屋外等で携帯することを想定されていないため、携帯した場合は、銃刀法や軽犯罪法に抵触する可能性がございますのでご注意ください。
>>刀鍛冶が日本刀と同じ素材「玉鋼」から作る!【刀剣型ペーパーナイフ】
Source: machi-ya