【山梨土産】金精軒の「極上 生信玄餅」が驚きのやわらかさ…これを食べたら普通の信玄餅に戻れない

ロケットニュース24

みんな大好き、山梨土産の定番「信玄餅」。きなこのかかった求肥に、黒蜜をかけて食べる、日本が誇る和スイーツと言っても過言ではなかろう。

今回紹介するのは、山梨近郊でなければ買えない金精軒の「極上 生信玄餅」である。金精軒は夏季限定の透明感あふれる「水信玄餅」で有名なのだが、夏場以外でもめちゃくちゃ美味しい信玄餅を売っているのだ……!

特に、餅スイーツ好きに絶対におすすめの一品だったので紹介したい。


【超やわらかい生信玄餅】

私が金精軒の「生信玄餅」の存在を知ったのは、山梨旅行で訪れたJR小淵沢駅にて。

ふと駅のポスターに目をやると、きなこをまとってトロ〜ンとのびた、めちゃくちゃ美味しそうな餅が写ってるやないか〜! 

餅に目がないこともあり、ポスターから目が離せない。名前を見ると「金精軒  極上 生信玄餅」とある。生チョコ、生麩、生プリン、生が付く商品はだいたい美味いの法則。

金精軒のお店に行かないと買えないのかと思いきや、なぜか駅ナカの「山賊そば」で有名な立ち食いそば『丸政』で売っていたので、即購入……しようとすると。

そば屋の店員さんが「これ賞味期限がすっごく短くて、今日までのなんですけど大丈夫ですか?」と一言。

「今日まで」の言葉に一瞬ひるんだが、次どこでお目にかかれるかわからない。とりあえず購入してみることに。


【旅館に戻ってさっそく開封】

金精軒の「極上 生信玄餅」は5個入りで1000円。ひとつあたり200円なので普通の信玄餅よりもちょっとお高め。

公式サイトで調べたところ、「生信玄餅」の消費期限は3日らしい。金精軒の通常の信玄餅は11日とのことなので、かなり短い……。

袋の上から触っても、餅の柔らかさが伝わってくる。永遠に触っていたくなるような幸福感のあるふにゃふにゃ感で、賞味期限が短いのも納得。

きなこと黒蜜は別添されている。きなこは山梨産の大豆を自家焙煎したらしく、袋をあける前から香ばしいかおりが漂っていた。

生信玄餅を袋から取り出すと……やっぱり、餅の柔らかさが段違いだ。手で触ると、そのままみょ〜んと伸びてしまいそうな柔らかさ。


【感動の三重奏】

まずは、黒蜜をつけずにひと口食べると……なんとも上品な甘さ! そして、そこはかとなくお米の粒感も残っている。山梨産のお米を使い、米そのものの甘さと黒蜜の風味を生かすために、砂糖は従来の半分にしてあるらしい。そのまま食べても十分美味しい。

黒蜜をかけて食べると……。たしかに、黒蜜の甘さが引き立っている。

通常の信玄餅とちがって、生信玄餅は切り分けられていないのだが、あまりに柔らかすぎて付属の楊枝では切れない。

箸でつまむか手に持って、かぶりつくかたちになるのだが、噛み切ろうとすると、お餅がみょ〜んと伸びる。

箸でつまむと流れ落ちそうになる柔らかさ、この噛もうとするとみょ〜んと伸びる感じ、お餅好きにはたまらない!

ふつうの信玄餅のような弾力はそこまでなく、ひたすらにやわらかく、お米の風味もあって「お餅」を食べている……という実感がある。

上品で甘さ控えめな餅と、黒蜜の甘み、きなこの香ばしさが噛むほどに溶け合っていくマリアージュのバランスのよさ。もう、普通の信玄餅では我慢できない、贅沢者の口になってしまったかもしれない……。


【足柄SAや海老名SAで買える日も!】

賞味期限が短いので、金精軒の「生信玄餅」は催事などではほとんど見かけないのかもしれない。取り扱い店舗は山梨県が中心で以下のとおり(2022年4月現在)。

【山梨県】
・台ケ原店(直営店)
・韮崎店(直営店)
・kinseiken 甲府駅店
・一宮御坂インターを降りて20号沿いの「里の駅いちのみや」
・まるごとやまなし館
・小淵沢駅
・八ヶ岳リゾートアウトレット せんのや
・ND甲府上りホーム

なお、神奈川県や長野県の一部のサービスエリアでも曜日限定ではあるが購入可能とのこと。

【神奈川県】
・EXPASA足柄 上り「レストイン時之栖」★金曜日のみ
・EXPASA海老名 上り「東西逸品こみち」★金曜日のみ

【長野県】
・中央高速自動車道 諏訪湖SA下り
・中央高速自動車道 駒ケ岳SA下り ★土曜日のみ
・中央高速自動車道 駒ケ岳SA上り ★土曜日のみ

定番の信玄餅もいいけれど、山梨旅行で見かけたら「生信玄餅」をぜひ手にとっていただきたい……! 

参考リンク:金精軒(極上生信玄餅よくある質問
執筆:御花畑マリコ
Photo:RocketNews24.

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