みずみずしい緑色に、柔らかそうな質感。どこからどう見ても新鮮なレタスだ。いや~、いい買い物をした。今日はこれでレタスサラダでも作ろうかな……
しかし、レタスってこんなに軽いものだったっけ? あと妙に1枚1枚の葉が薄いな。これじゃ紙みたいだ……ん?
待って、これよく見たら……レタスじゃなくてメモ帳じゃん!?
・東京書けるレタス
パッケージからしわしわ具合まで、忠実にレタスが再現されたメモ帳「東京書けるレタス」(税込1078円)。
これを初めて見た時に「あっ、これレタスじゃなくてメモ帳じゃん!」と見抜ける人は一体何人いるのだろうか。少なくとも筆者には無理な自信がある。
公式サイトによると、「最も美しくシワになりやすい紙」を使用しているとのこと。レタスを完全再現しようという強い意志が伝わってくる。
パッケージから取り出してみるとこんな感じ。
数枚めくってみると、完全にレタス。葉の丸まり具合や重なり方、色味がリアルすぎて、レタスを触っているのか紙を触っているのか分からなくなりそう。
さらに、無農薬栽培だからなのか……
テントウムシがこっそり隠れていたり、虫食いと思われる穴が空いていたりすることも! 遊び心溢れすぎィィイ!!!
・浮かんだ疑問
こだわりの数々を目の当たりにして「いや~、すごい。これは完全にレタス」と思っていたけれど……待てよ?
私は今、自分の中にあるレタスのイメージだけでこのメモ帳の完成度を判断しているのではないだろうか?
自分のイメージだけを頼りに物事を判断するのは、往々にして危険なものである。デッサンを教えてくれた美術の先生も「自分のイメージで描くのではなく、実物をしっかり見て描くことが大事です」って言ってた。
ということは、本物と比べてみたら意外と違いが見えてきたりするんじゃないだろうか? ということで……
本物のレタスを買ってきた。
見た目はふたまわりほど小さいこと以外は違和感がない。八百屋さんで隣に並んでいても、「こういう種類なのかな?」と思ってしまいそう。
だが、問題はここからである。今はパッケージという装備があるおかげでレタス感がマシマシになっているけれど……果たして本体だけになった状態でも、同じように戦えるのだろうか!?
こちらは本物のレタスをちぎって盛り付けてみたもの。
ここに東京書けるレタスを……
添える。
……
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> 違和感仕事しなさすぎ <
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この3枚が東京書けるレタスなのだが、あまりにしっくり来すぎではないだろうか。実はメモ帳がこの中に入っていると分かっていても、回避して食べるのは難しそうなレベル。
そんなわけで東京書けるレタスは、間違いなくレタスへの擬態能力が非常に高いメモ帳だった。
・メモ帳としても優秀
ビジュアルにばかり着目して記事を書いてきてしまったけれど、もちろん書き心地も抜群。しわしわの紙に書くのは大変なんじゃないの? と思われるかもしれないが、たまにはこんな状態の紙に書くのもなかなか新鮮で楽しめたぞ。
また、1枚が大きめなのでゆったりと書くことができるのも特徴。実用的な面から見ても、とっても優秀なメモ帳だった。
そんな東京書けるレタスは、メーカーのオンラインショップや楽天市場などの各ショップで販売されている。プレゼントとして贈ったら、驚かれること間違いなしのおススメアイテムだ!