「チュロ」もしくは「チュロス」といえば、映画館のコンセッションやテーマパークでお馴染みの揚げ菓子。ディズニーランドのイメージが強烈で、個人的にはちょっと非日常感がある特別な食べ物だ。
その特徴は「生地が星形(もしくはミッキー型!)に絞られていること」「カリッカリに揚がっていること」「シュガーやシナモンをたっぷりまぶしてあること」だろう。
このたびマクドナルドから期間限定デザート「ひとくちチュロス」が登場。マックでチュロスが食べられるなんてホント!?
・「ひとくちチュロス」(税込240円)
マックでチュロと聞けば、「マックチュロス」を思い出す方もいるかもしれない。今回の商品、見た目はまったく異なる。まず、棒状ではなく紙箱に入っている。サーモンピンクのこじゃれたデザイン。
「ひとくち」の名のとおり、ショートタイプのチュロが4本入り。
俵(たわら)型で、長さはおよそ6cmといったところ。結構大きいから、ひとくちではたぶん無理。触感は硬く、少し押したくらいでは凹むこともない。
正直めちゃくちゃ期待している。前世はげっ歯類だったと思うほど、カリカリかじる食品が好きな筆者。ときどきフニャンフニャンの軟らか生地なのにチュロスを名乗っている商品があるが、あれは本当にがっかりする。
チュロスというからにはカリッカリになっていて欲しい! 心ゆくまでかじりたい!!
期待を胸に、いただきます。
ザクッ!
フニャフニャではない! しっかりとザクザク感、カリカリ感があり、かみごたえがある! 生地はまったり甘く、優しい味わい。これまでシナモンが苦手で食べられなかった人も大丈夫!
しかしこれは……これは……クッキーの食感である!
チュロスかといわれれば、形はそう。しかし「油でジュワッと揚がりました!」というよりも「オーブンでこんがり焼き上げました!」という食感。
中にはチョコソースが詰まっている。写真は購入から少し経っているのでチョコが固まっているように見えるが、出来たてを食べたときにはもっとトロリととろける感じがあり、フォンダンショコラのようだった。
熱々のクッキー生地に、とろとろのチョコレートが入っているお菓子として食べれば大変に美味しい! 生地もみっちり感があるから、なかなかのボリューム。4本全部食べたら、意外なほど満腹になるかもしれない。公式サイトには「みんなでシェアしても」とある。
正確な製法はわからないのだが、「焼き菓子」と考えるなら旨い。外サク、中フワの充実食感。ザクザクかじる系のお菓子が好きなら、ぜひお試しあれ!
・出来たてがおすすめ
チュロスかどうか、といわれると答えが難しいが、新種のデザートとしては美味しい! 時間経過で何度か食べてみたところ、やはりチョコがまろやかにとろける「出来たて」がおすすめ。
この時世ではちょっと難しいが、本当はテイクアウトやデリバリーよりはイートインがいいと思う。硬めの仕上がりなので、マックフルーリーにつけて食べる、なんていうアレンジも生み出されているぞ。