「鉄腕アトム」を題材にしたNFTメタバースゲーム–全国の自治体と提携も

CNET Japan

 手塚プロダクション、NOBORDER.z FZE、J&J事業創造の3社は2月9日、「鉄腕アトム」のキャラクターを使用したNFTゲームカードシリーズを発表した。


Astroboy Japan NFT by Noborderz Tezuka productions J&J

 コロナ禍で大きく毀損した地域経済および、国内観光マーケットの回復と支援を目的としたプロジェクト。メタバース「XANA」と連動したNFTトレーディングカードゲーム「NFTDUEL」で使用できるゲームカードとして、「鉄腕アトム」のキャラクターを採用。NFT化して世界的に配信するという。

 なお、日本の各所にある「ご当地」とのコラボレーションカードとなっており、利用者は日本各地の魅力や文化が詰まったNFTを自分の資産をして所持し、それを使用して遊んだり、カード同士を合成させて新しいカードを作り出したり、カードを売買することによって収益化したりすることができるという。

 コラボレーションの第一弾は、県を挙げて宇宙産業の飛躍に向けたさまざまな取り組みを行うほか、日本一の星空継続観察都市であることから「星取県」としてもブランディングを進める鳥取県とのタイアップが決定している。鳥取県のさまざまな景勝地、文化、食の魅力を、新しいテクノロジーと融合させて訴求していくという。

 NFTの台頭により新しいデジタル資産が急速に世界中に普及。メタバースの拡大により、距離に囚われない新しいライフスタイルやビジネススタイルに移行が始まっている。

 こうした時代の流れ中で、同プロジェクトでは、これまでにない革新的なアプローチで日本ならではの新たなIPを創生。国内外の新しい層に対し、日本の魅力を楽しみながら再発見してもらうことにより、アフターコロナのインバウンドの需要の再拡大を促進。同時に、売上の一部を各地域産業に寄付するという画期的な復興支援の形を実現していくという。

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