金融庁と日本経済新聞社は、「FIN/SUM2022:Fintech Summit」を2021年3月29日から31日までの3日間、丸ビルホール/丸ビルコンファレンススクエア(東京都千代田区)にて開催する。
FIN/SUMは、金融庁と日本経済新聞社が2016年から共催する、国内最大級のフィンテックカンファレンス。今年はインテルやAmazon Web Service(AWS)、マイクロソフトがスポンサーとして参画している。
国内外の金融・企業・政府・大学・スタートアップのリーダーが、金融政策のあり方やフィンテックの潜在力などについて活発に議論し、新たなビジネスの創造を目指して連携するプラットフォームとして、毎年開催している。
今回は「ビジネスと暮らしの二刀流」というテーマを設定。昨年メジャーリーグで活躍した大谷翔平選手のように、「ビジネス」と「暮らし」の両方に素晴らしい変革を起こす経済の二刀流を目指し、世界中のすべての人々に夢と希望を与えるとしている。主な登壇者として、鈴木俊一財務大臣、牧島かれんデジタル大臣など、11名の名前が挙げられている。
また、フィンテック分野におけるスタートアップ企業のピッチコンテスト企画「Impact Pitch」に参加するフィンテックスタートアップも募集している。2021年に米有力プラットフォーマーによる日本のフィンテックスタートアップ買収が続いたことを受け、お題として「解決する社会課題」「200億円資金調達したら何をする」の2つが設定されている。
応募条件は、フィンテックを事業分野とし、創業10年以内かつ大企業の子会社でないこと。資本金10億円以下の企業であること。また、3月31日のイベント最終日に代表者がイベント会場でピッチを行えること。
事務局の1次審査で選ばれた約50社は、2月下旬の日経新聞本紙朝刊の告知広告で社名とロゴが紹介される(昨年は41社が掲載)。最終審査に通った計8社は、最終日のイベント会場でファイナルピッチに参加でき、その模様は英語による同時通訳とオンライン配信を通じて世界に向けて発信される。加えて、4月下旬の日経新聞にも掲載の予定賞金として総額100万円が用意されているほか、協賛企業による「企業賞」も設置予定としている。
応募締め切りは2022年2月13日。FIN/SUMのウェブサイトから応募を受け付けている。
本イベントの入場チケットは2月下旬に発売予定。全てのセッションを会場で参加でき、オンライン視聴とアーカイブ閲覧のできる「一般」チケットは5000円。1カ月間アーカイブを閲覧可能となる「アーカイブ」チケットは3000円。オンライン視聴限定の「オンラインライブ」チケットは無料となっている。