大みそかにこんにちは、編集部 石川です。
ミュージシャンズ・ミュージシャンという言葉があります。音楽のプロである同業者からとても人気のあるミュージシャンのことです。
ライターズ・ライターという言葉は聞いたことがありませんが、ライターの中で特に評判のいい記事というのは実際に存在します。しかも世の中でウケたかどうかとは無関係に。
この記事では、ライターが選ぶ「デイリーポータルZ今年のベストセレクション」、挙げてもらいました。
今年の神記事
ライター陣より最も多くのリスペクトを集めたのは、伊藤さんのこの記事。当時、入稿を受け取った編集部内も騒然としました。まさに今年の神記事といってもいいでしょう。
地面でバウンドするマリトッツォが最高によかったです!撮影用にGo proを買ったのも気合の入れ方が違うな。と見習いたいと思いました。(ぬっきぃ)
なんだかすごい熱を帯びて始まり、工作もうまくいっており言っていること全てに説得力がありました。〝コロナ禍の後に分断された我々を再びつなぎ止めるのは皆の間を回転しながら飛ぶマリトッツォかもしれない〟で終わるのですが「そうだな」と思いました。(トルー)
「蹴」と書かれた帽子を被って、投げ合っているのがマリトッツォ。筆が乗りまくっている文章で、どの部分を切り取っても最高の記事でした。シリコンコーキングでマリトッツォのクリーム部分を作るのもすごい発明です。(斎藤公輔)
既に何人も挙げられているのでどうしようかなと思ったのですが、やっぱりこの記事は挙げないとだめだ!と思わされる記事でした。伊藤さんの文章がうなっていて最高です。(爲房新太朗)
今年の記事王
神の次は王かな…ということで今年の記事王は、マリトッツォについで推薦を集めたべつやくさんのこの記事に決定です。我が王国の王はロリータです。
やりたいことをするというサイトの魂が出た記事でした。おもしろと今の考え方を両立させていて誇らしいです。(林雄司)
自らやるタイプのおもしろレポートと老いについての道が拓けた記事。今後何十年かの大きなマイルストーンとなるのでは。(大北栄人)
ロリータとやさぐれのギャップ。「こうなりたかった」になった直後の「誰だこれ。」に吹きだしました。(つりばんど岡村)
今年のスゴ記事
ここから先は票がかなり割れました。続いて2人の推薦者が推薦してくれた記事。全部で9本のスゴ記事をご紹介します。いずれも劣らぬ名作/衝撃作です。
獰猛なティラノサウルスのイメージを一変させてしまう強度を放っている。本当に陶芸しているティラノに笑いながらもおそろしい写真じゃと思いました。(伊藤健史)
中盤からティラノサウルスがデイリーポータルZの記事を書く、というメタ的な展開が新鮮かつかわいくて印象的でした(北向ハナウタ)
”ピカソの青の時代みたいな感じで、ほその時代である。”
文章力にうなった記事。ナミノリさんが毎回てらいなく「良いものができた!」と披露するのとても気持ちがいいなと思います(北向ハナウタ)
「乳がいっぱいあるヤマンバ」の言い回しがぐっと来ました。(3yk)
しゃっくり専門の病院「しゃっくり外来」に行ってきた (高瀬雄一郎)
しゃっくりが止まらないという共感できないレア症例なのに、解決の糸口を見つけてからの展開にぐいぐい引き込まれ、結診のパートでは自分自身の悩みが解消されたかのような不思議で爽快な読後感でした。(拙攻)
高瀬さんほどではないのですが私も頻発するしゃっくりに悩んでいて興味津々で読みました。しゃっくりひどい人ってこんなに大変なのかと思い、しゃっくり外来がある驚きと原因に気づけた安心で奇跡体験アンビリーバボーを見終えたような読後感で心がすっきりしてよかったです!(ナミノリ)
ありそうでなかった。やられた!と思いました。ラジコン化した「人生ゲームの車」に対し「今日は狭い盤面の上を走らなくていいんだよ。」のキャプションが和みました。(ほり)
絶対笑いながら工作してたと思う。楽しそうで、読んでるこっちも楽しくなれて最高でした。(つりばんど岡村)
着眼点が流石でした。まさに気を抜くと見逃しがちな日常の切り取りという感じで、なんだか身が引き締まるような思いでした(りばすと)
Webサイトの「クッキーを受け入れる」だけでこんなにも発想を膨らませ面白くできるのかと大変感動ししました。(ほり)
言葉にしてこなかった「なんかあるなあれ」が見えた好例。「華奢さが際立つ」という効果の仮説で納得できたのもよかった。(大北栄人)
勇気の記事でした(江ノ島茂道)
最高だ!自分もやりたい!とシンプルに思わされる記事でした。短い記事の理想形ってこういう記事なんだなと思っちゃいました。(爲房新太朗)
焼きそばの入れ物を透明の容器にする、そのうえでパンパンに詰め込む。たったこれだけで夏祭り感満載。シンプルでエモおもしろくて最高。(つりばんど岡村)
つりばんど岡村さんの登場は2021年の事件だったと思います。あまりのインパクトとバカバカしさは、私たちが忘れかけていたものを思い出させてくれました。(井上マサキ)
没入感があり、つりばんど岡村さんと一緒に汗をかきながら撮影している気持ちになりました。パンダカーに乗っている様子が最高で、フィギュアになったらなーとか思っています。(トルー)
偉大な気付き。たしかにそう、だからどうなんだ。という私達の生活には未だ知られざる宝石のようなアイデアが落ちていることに気づく(大北栄人)
シンプルな着眼点を掘り下げていく知的冒険の過程が楽しくて、読む人に「自分も見つけたいし、書きたい」というモチベーションを与えてくれる記事ではないでしょうか。こういう記事を書けるようになりたい。(伊藤健史)
「明日のアー」の大北栄人が夏を描いてしまった。自意識は暴走し、関節は悲鳴を上げ眼鏡は曇る。これが夏でなくて何なのでしょうか。(伊藤健史)
あるあるからなしなしへ、どんどん暴走する大北ワールドがたまりません。(つりばんど岡村)
チーバくんばっかずるい! 都道府県キャラクターを考える会(北向ハナウタ)
ハナウタさんと中島先生の掛け合いも面白いし、ハナウタさんのイラストがかわいいしでめちゃ最高でした。どうかしているゆるキャラが急に出てくるのが良かったです。(爲房新太朗)
いろいろな動物がでてきて楽しいです。無理矢理なチョイスを押し通すために大真面目にあれこれ理屈をこね出すあたりが読んでいておもしろかったです。(こーだい)
やや強引でできてない面白さだと思われているつりばんど岡村さんが世間の誰もが認めるアイデアをぶつけてきた記事。天才の登場に世間は震えるべき。(林雄司)
すごい!発明だ!と思いました。誰もが憧れるシーンを忠実に再現できていて大変羨ましかったです(りばすと)
今年のスーパーベスト
ここから先は誰かしらの琴線に引っかかった記事、怒涛の80本超の大連発!
端から見ていくもよし、宝探し感覚でざざっと流し見ていくもよしです。ブックマークしておいてお正月にゴロゴロしながら見るのにも最高のラインナップです。
まち外れのトタン小屋がみる夢〜オールド・ニュータウン「ゆめみ野」の夢心地調査〜(3yk)
いろんな夢の形があるなと思いました。(玉置標本)
せんべいをわざわざ割ることに意義を見出そうとしてる姿勢が素敵です。ゲーム説明もしっかりしていて納得感があり、「たしかにこんなゲームもありだなぁ」と思ってしまう謎の説得力がある記事でした。(斎藤公輔)
おいしいものが好きな人が見る夢。ネッシーさんがほんわりいつもの雰囲気のまま、とんでもない方向に邁進していくのですがその無垢な力強さが素晴らしかったです。(3yk)
長い記事なんですけど、短文を重ねて作ってあるので読みやすかったです。前編も後編もおもしろかったし、渋谷行くたびにキノコの生えた木の様子をチェックするようになりました。(まいしろ)
淡々と詐欺に引っかかってゆくのを眺めるしかないもどかしさに、読んでいるこちらもなぜか罪悪感が湧きました。(ジーン)
調べる系記事の醍醐味である、芋づる式に事実が出てくる展開が最高。最後に原家4百年の歴史という本が出てきてこれぞすぎて笑った。(大北栄人)
自分も出したい!という気分にしかなりませんでした。うらやましさしかないです.店に置いてもらえたのは本当にすごい(お願いできる勇気も!)(べつやくれい)
カッコいい!かわいい!野暮ったい!農業用トラクターを愛でる(拙攻)
丸いライトのついた乗り物が好きなのでトラクターのかわいらしさに終始悶絶しながら読みました。なにか一つのものを収集し続けている趣味人は偉大ですね。(こーだい)
縦スクロールを活かした記事を書きたいな~という気持ちだけ持て余していたなかで、12月の三土さんの記事を読んで「こういうことか…!」と膝を打ちました(北向ハナウタ)
本当に楽しそうですし実際こんな感じなのか?と錯覚もしました。すごく混ざりたくなる記事でした。(よざひかる)
工作記事を読んで、すごいなあおもしろいなあと思うことはよくありますが、これほど「欲しい!!!」と思うことはありませんでした。「定礎ーっ!」の叫びが本当に最高です(拙攻)
しょうもないことを一生真面目に言い続けてほしいとしみじみ思った一作です。「日本酒は『酒盗まれ盗まれ』になってしまう。」じゃあないんだよ(3yk)
ちびっこ達が放つ、精一杯の悪口が無邪気で可愛い。またそれを見守る大人たちの優しさにほっこりさせられました。(つりばんど岡村)
よくこんなの調べてくるなという狂気の調査記事。知りたいけど絶対見るのかったるいはず。おかげでどうでもよさの至高を味わえました。(大北栄人)
ピースが米粒より小さい!詳しすぎる『地図パズル』がすごい(西村まさゆき)
地図に興味のない私も読んでいて、この味のある細かい地図はほしくなりました。小栗さんがまた面白い人だし、詳しい人同士の会話は読んでいてどんどん引き込まれました。(つりばんど岡村)
もらったステッカーはビニール傘の柄に貼っとけば間違いない(パリッコ)
「ステッカーって嬉しいけど持て余す」と「ビニール傘って他の人のと分からなくなる」。しょっちゅう感じる2つのプチ困りごとがこんなにもマネしてみたくなるやり方で解決されて爽快でした。(高瀬雄一郎)
どんな分野にでも熱中してる人がいて、その人たちが満を持して集まるのが新規オープンの店とは、相当にドラマチックです。自分が見えてなかった世界を見せてもらえて、ありがたい気持ちになりました。(斎藤公輔)
「……難しいぞこれ」と分かった瞬間に吹き出すタイプの笑いがあるなと気付かされたゲーム。チープな作りで難解なのが笑える。(大北栄人)
記事のアイデアを聞いたときに全然分からなかったのですが、若い読者からの共感がありました。今後は自分のわからない話を書いてもらおう。そう決めた記念碑的な記事。(林雄司)
工作のクオリティも、メガネがずれる際の表情も最高です。記事冒頭のイメージ図内の「よきところで」とても良いです。(ジーン)
母校の制服オリジナルリカちゃんを、当時の自分の着こなしにする(乙幡啓子)
「全て合皮製の重いコート」「スピーディーというあだ名の体育教師」若き日の回想にキレキレのパンチラインが飛び交う。乙幡さんの工作クオリティは言わずもがなだが軽妙さの中に狂気を秘めた文章のすごさは事あるごとに言っていきたいです。(伊藤健史)
ファン付き作業服みたいな服からちっちゃい和菓子を出す(トルー)
確か公開日が暑い日で、仕事で外出している合間にに記事を読んで、暑くて変な夢を見たのかなと二度読み直したのを覚えています。意味のわからない記事ほどトル―さんの眼力が強くてその迫力にヒーヒー笑ってしまう。(3yk)
鮎の石焼の意外すぎる見た目もさることながら、そこまでの道のりがものすごすぎて何度も目を見張りました。記事本文1枚目の写真のわけのわからなさは今年一番だと思います。(安藤昌教)
つぶらな瞳でこちらを見つめるかわいい黒柴写真の裏に秘められた狂気!真顔と冗談のあいまいな境目をふらふらする展開がエキサイティングでした。(伊藤健史)
読んでいて本当に「えっ!?」と声が出ました。タイトルや導入から、読む人全員が「そんなわけない」と思っていたであろうだけに衝撃的すぎて笑いました(りばすと)
3ykさんがどんどん女医さんに見えてくるのが最高でした。白い巨塔を見ているのかと思いました。スクラブの細かなところを知るのも楽しかったです。3ykさんの着こなしで、ほんとに普通に着ていいんだ!と思わせてくれる記事でした!(ナミノリ)
今年も圧倒的だった斎藤さんの工作。中でも腕木通信は自分の知らなかった通信手段と文化で、それを現代で再現させると言うワクワクが止まらない企画でした(北向ハナウタ)
温泉卵を焼く人、はじめて見ました(山田窓)
笑点の大喜利をこんな風にして遊べるんだと驚きました。予想しているときがまた楽しそうなんですよね。私もやりたい!と思いました。(つりばんど岡村)
これを読んで私もなにか違う道を選んでみようと、自販機で一風堂のラーメンスープを買いました。まだ飲んでいません。(玉置標本)
ネットスラングから着想してカジュアルに始まっているのに、どんどん科学論文のようにまとまっていく流れ、とても好きです。(ジーン)
そのへんの模様を地図っぽく加工しただけなのに地図マニアからどんどん意見が出てくるのが面白かったです。「無い」とは思えないぐらい、情報量が多かったです。(ほり)
家電を操作するためのアレクサを操作するための音声リモコンという、圧倒的なまわりくどさが最高です。音声操作は便利そうに見えて面倒という気持ちもとても共感できました。(ほり)
つりばんど岡村さんの記事は毎回発明が多すぎてどれを選んだらいいのか迷ってしまったのですが、その手があったか度合いが一番のこちらを。正直に言うとたまに思い出しては記事に出てくる動画を見返しています。(爲房新太朗)
セブン-イレブンの塩キャラメルモナカがかっこいい〜モナカアイス撮り比べ〜(伊藤健史)
伊藤さんの記事は着眼点がすごすぎるので毎回驚嘆しているのですが、驚嘆度合いはこの記事が一番でした。モナカアイスをモノクロ撮影するなんて世界中で何人が思いつくんでしょう…。(爲房新太朗)
おばさん達のイチャイチャがエモい!『あさこ・梨乃の5万円旅』(プTV)(ヒロエトオル)
シーンの切り取り方と、言葉の切れ味がとてつもないです。(拙攻)
自分でポスターを作ったりピースボートのポスターもらったり、度胸があります。アイデアと丁寧さ、勇気が全部あって嬉しくなりました。(林雄司)
スクラッチでわかる身代金の額が「月々600円」だったのかなり笑いました。身代金のサブスク、いい言葉(北向ハナウタ)
塩でお召し上がりくださいタイプのシンプルな素材を表現でおもしろく読ませていただく割烹みたいな記事。これで書けたら無限だ。(大北栄人)
ペットボトルのキャップにストローを刺すとアイドルの水(ジーン)
ワンアイデアなんだけどアイドルの水という題材がよすぎる。見えないアイドルが見えるという構図がむなしすぎて最高。(大北栄人)
たぶん日本一でかいカントリーサインを見に行く(西村まさゆき)
日本一でかいカントリーサインが部屋の中でぐしゃあってなってる画が好きで好きで。見に行くというタイトルなのになぜか実物大を作り初めてしまう熱量のおかしさがたまりません。(3yk)
世の中が惰性で流れたものを鋭く掴み取る、熊が川でとったサーモンのようなきらめきを感じる記事。人間がうかうかしてると記事になる。(大北栄人)
「エリマキトカゲみたい」な服をカッコよく作りたい(ナミノリ)
今年たくさんの服を作ってくれたナミノリさんが、一気にガチ度を上げてきた記事。すごいモード感なのに個人的な体験談から始まってるのも良いです。(石川大樹)
ナミノリさんの作ったものの素晴らしさは誰もが認めるところなので割愛するとして、文章のファンです。この記事だと静かな情景描写のあとに「鏡ばりの服を作るのだ!」と強い一文があってハッとします。こんなかわいいである体ないですよね。そのあとの文章も一文一文があちこちからやってくるような、不思議な魅力があります。(林雄司)
ナミノリさんの記事は製作工程がどれもかっこよいんですが、この記事は出来上がったあとの外での撮影がおかしくてクオリティがすごいし笑っちゃうという二面性が良かったです。あと最後に欲しい人は連絡くださいと呼びかけで終わるのが衝撃的でした。(爲房新太朗)
今年からできた「短い記事」枠、トルーさんをさらに輝かせるフォーマットだと思います(北向ハナウタ)
100名城や国宝、特別史跡、重伝建などありとあらゆる文化財をほとんどコンプリートされている木村岳人さんの記事。この記事では、重要文化的景観という「風景」の文化財を紹介してるのですが、綺麗な写真の数々とともにその圧倒的取材量に震えます。(山田窓)
3Dメガネをかけてジャンプする石油王とオーバーアクションなお友達の連続写真の部分が面白すぎてゲラゲラ笑いました。いつもGIFに余韻があるのも大好きです。(高瀬雄一郎)
ジャッキー・チェンが追い詰められそうな行き止まり(三土たつお)
ジャッキー直撃世代としてうんうんと頷きながら読みました。またジャッキーの動き予想の部分は画が浮かんでくるようで楽しかったです。(つりばんど岡村)
英国有名レシピサイトの人気レシピなら、イギリス料理も美味しいのか(山田窓)
イギリスにホームステイしたときに豆と芋しか出なかったのでイギリス料理はまずいと思っており、「おいしいイギリス料理が食べたい」と思ったことがなくて新しい!と感じました。イギリスのクックパッドの解読も楽しかったです。窓さんの記事の丁寧さと写真のきれいさに毎回感動します。(ナミノリ)
今年も花見は難しいのかなと思っていたなか、この記事を見て「春が来るんだ」と穏やかな気持ちになれました。全部好きだけど、特に冒頭の文章が好きです。(ネッシーあやこ)
チャッカマンができるまでを、作った会社に聞いてきた(井上マサキ)
何気なく使っていたチャッカマン。開発秘話から、多くの種類の紹介まで読み応えあり。まさかガッチャマンがネーミングのヒントになったとは驚きました。(つりばんど岡村)
ホテルでよく見るキーホルダーを挿すタイプのスイッチがある生活(斎藤公輔)
逆ポーランド記法電卓、腕木通信、物につけるぜんまいと、斎藤さんの工作は今年もキレキレでしたが、これは電気工事士の資格が必要という他を寄せ付けないオンリーワンの工作記事でした。自作のホテルキーもかっこいい。(井上マサキ)
登場写真の、自信あふれるかっこよさにしびれました。「こうしたい」という欲求の方向性が圧倒的に意外なのも、誰とも相談しない、揉まれていない孤独が生むパワーを感じて良かった。(古賀及子)
まるでデフォルメされたバッタ、ヒシバッタの寸詰まりっぷりを愛でる(こーだい)
ヒシバッタ、そういえばあまり気にした事がなかったが、読めば読むほどその愛らしさに共感していく。足下にある面白さへの気づきと丹念な観察、「見る事」へのモチベーションをもらえる記事でした。(伊藤健史)
溶接マスクをして手持ち花火をしたら、溶接しているように見える(ぬっきぃ)
トップ画像でひとしきり笑いました。洗い物DJの記事もすごい良くて、トップ絵だけで「たしかに~!」と思ってしまういい記事でした。(爲房新太朗)
痛そうだなと思ってたら、刺された瞬間「痛えー!!」って言ってて笑いました。世界中どこでも通じる笑い。(林雄司)
ドイツ式のイカダに乗りに行ったら、帰れなくなるところだった(ほりべのぞみ)
ほりべさんの記事はどれも写真がいいな~ってなっちゃいます。道中もイカダも楽しそうで異文化を学んだぞ!という気持ちになりました。(爲房新太朗)
当時めちゃくちゃ疲れていたので、美味しいものを食べてニコニコしているのを見るのが湯たんぽ的に心に染みました。(ぬっきぃ)
服装やポージングもそれっぽいし、画像加工も芯食ってます。身体と頭の両方を使ってて、しかも笑える。こういうのですよ、デイリーは。(林雄司)
「自由が丘駅はとんこつのにおいがする」は本当か?(江ノ島茂道)
「それはないだろう」みたいなネタを力技で記事に仕上げてるところが好きです。こういう「誰にも共感してもらえないけどうっすら思ってること」ってあるよな〜と思いました。(まいしろ)
佐世保のローカルスーパー「エレナ」はいいぞ、超地域密着型だしテーマソングも最高なんだ (山本千尋)
見知らぬ土地の知らないスーパーの物語をへーと唸りながら読む至福の時間、テーマソングからCD製作への展開も圧巻でした。いい歌詞ですよね、エレナ。(伊藤健史)
トルーの記事がどんどん詩的になっていった時期の記事。ただ面白半分で四角くしているわけではなく、「神が作った完璧な立体」として畏怖の念とともに立方体に対峙しています。(石川大樹)
地主恵亮さんの「○○というものがある。」という書き出しフレーズが好きなのですが、このGW記事100連発の時はあえてそのフォーマットを崩されていて痺れました。そしてGWが終わった瞬間また元の形へと戻られました。(山田窓)
GW企画の記事の中で一番のやつでした。冒頭から何を言っているんだろうなという気持ちになるし、手順もわざわざ書いているのが最高に面白かったです。(爲房新太朗)
ご本人も記事中で書いているように、中盤以降はどこで終わってもいいはずの出来栄えなのに、クライマックス級の展開がラッシュで畳みかけてくるのに圧倒されました。 (拙攻)
「たべられません」を作った会社に「そもそもこれはなにか」を聞く(井上マサキ)
あの「たべられません」の秘密についての膨大な情報が端正な文章で伝わる完璧な記事。自分が書いた事にしたいです。してくれるのでは。(伊藤健史)
小さな地球を見た〜カラーコーンの中で育つ植物コレクション〜(3yk)
純粋に「すごい発見だ!」と思いました。パイロンが好きでよく写真も撮っていますが、よもやその中にこんな世界が広がっていたとは。唸りました。(斎藤公輔)
トルーさんの記事の空気感が大好きなのですが、特にこの記事は内容に頭がついていく前に読まされるような不思議な感覚が良かったです(りばすと)
あれがボラードという名前なのも知らなかったし、あれが各地で錆びていることも気に留めてませんでした。知らないことがわかる記事であるにも関わらず、こんなにばかばかしいことってあるだろうかと感動的でした。(べつやくれい)
「パスタを茹でるには海水くらいの濃度で」が本当なのか海水で茹でる(地主恵亮)
地主さんは頼んでもいないのに毎年冬になると水に入る記事を書いてくるんですが、今年は初めて海に入ることに意味を見出してくれました。すばらしいです。(安藤昌教)
夜の闇に輝くレジ袋、かっこいい。(ネッシーあやこ)
「銅像になりたい、という思いにウソはつけない」書き出しの良さ。付いてくる人を選別するような強さがありながらも脆さや優しさを内包していて。無論私は付いていきました。(伊藤健史)
日本でぼんやり暮らしているとちょっとリーチ不可だろうと思われるドイツのカルチャーを、検討と工夫をかさねて楽しく見せてくれるほりべさん、全記事推しですが、意外すぎたのでこの記事をピックアップします。(古賀及子)
落とし穴も罰ゲームも!テレビで見かける「あの装置」の裏側を聞いた(井上マサキ)
インタビューライターとして今年も活躍してくれた井上さん。こちらはインタビュー先との相性が良すぎてついに「すぐにでも働ける」「うちにこないか」と言われた記念碑的記事となっております。(古賀及子)
最後のマンたちのダンスがかわいすぎて頭からはなれません。タイトルのおかしさと語呂の良さと納得感も絶妙ですごく好きです。(高瀬雄一郎)
スクロールしていくことが楽しみで仕方なかった記事。冒頭に書かれているお店への配慮にもぐっときました。(ネッシーあやこ)
おつかれさまでした
ここまで来た方、長いセレクションをよくお読みいただけました…。
読者にもライターにも爆発的な人気を誇る記事があったり、逆に全然ウケなかったのにライター間では妙にウケた記事があったりと、評価の違いがたのしいスーパーベストとなりました。
ライターによる推薦コメントと一緒にお読みいただくと、より一層楽しんでいただけると思います。
ではよいお年を…!