東京オリンピックでは “選手村の食事” が話題となったが、なかでも注目を集めたのが……味の素冷凍食品の「ギョーザ」(餃子)だ。海外選手、国内選手問わず「うますぎ!」「金メダル!」と絶賛の嵐。その影響を受けて、都内のスーパー等では一部品切れとなったらしい。
そんなキングオブ冷凍ギョーザは、2021年8月に大幅リニューアルを敢行。そこで今回は、オリンピック選手村レストランでの出来事や、リニューアルした新ギョーザについて……なんと東京五輪フェンシング日本代表男子フルーレキャプテンを務めた松山恭助選手に話を伺うことになった。って、マジかよォォオオオ!
・松山恭助選手とギョーザ
話の流れとしては、どうやら選手村のギョーザを「確かにめっちゃめっちゃ美味しかったです!」とSNSで発信した松山選手のもとに、味の素から新「ギョーザ」と「生姜好きのためのギョーザ」が届いたという。
新商品の感想も気になるところだが、まず気になるのは……
オリンピック選手村でのエピソードだ。こんなにレアな機会は滅多にないので、オンラインインタビューで色々教えてもらおう。それでは松山選手、本日はよろしくお願いします!
──さっそくオリンピックで話題となったギョーザについて「焼き上がるのを待たないといけないレベルで争奪戦でした」とのことですが、実際に現場はどんな感じでしたか?
「日本食コーナーは人気だったのですが、とくにギョーザは人気でした。スタッフの方に焼いてもらって、リクエストした個数を紙皿に盛ってくれる流れで……多い時には、たしか10人くらいの選手がギョーザの焼き上がりを待っていました」
──めちゃくちゃ大人気ですね。皆さんギョーザはどのように食べていましたか?
「そのまま食べる外国人選手が多かったですね。僕もけっこう “そのまま” が好きです。もちろん、醤油やラー油等で食べるのも好きです」
──そ、そのまま……! ちなみに外国人選手の紙皿には、ギョーザ以外に何が乗っていたか覚えていますか?
「もう本当に色々で、ピザとギョーザを組み合わせている選手もいました」
──おお、なるほどなるほど。それぞれ好きなものを選びながらも “話題のギョーザだけは確実に食べておきたい” って感じだったのかもしれませんね。
「とにかく、どの選手の紙皿を見てもギョーザは乗っていましたね」
──それはすごい。松山選手はもともとギョーザが好きだったんですか?
「今まで意識したことはなかったのですが……オリンピックを通じてギョーザが大好きだということに気がつきました!」
──ギョーザの良さに気づいたオリンピックだったわけですね。
「あらためて思い返してみれば、家族全員ギョーザが大好きで、月に2回くらいは夕飯にギョーザを食べていました」
──ふむふむ。ギョーザでご飯を何杯くらい食べますか?
「本気を出せば3杯くらいは食べられます。むしろ、ギョーザだけでも大丈夫です」
──だいぶ好きですね! ちなみに松山選手は4歳の時にフェンシングと出会ったそうですが、ギョーザと出会ったのは何歳の頃ですか?
「ちょっと……覚えてないですね。物心がついた頃にはギョーザを食べていました」
──ですよね。ありがとうございます。
・新ギョーザと松山選手
──それでは松山選手、8月にリニューアルされたギョーザについてお聞きします。実際に新ギョーザを食べてみてどうでしたか?
「実は昨日、説明のとおりに作ってみたら簡単に “羽根付き” ができて感動しました。皮がパリッとして中はとてもジューシーでした!」
──いいですね〜。リニューアルしたギョーザは豚肉を1.5倍に増量して、素材本来のおいしさをアップしたのが特徴みたいです。
「めちゃめちゃジューシーで美味しかったです! 焼きたては本当に最高でした! 手軽に本格ギョーザを楽しめました」
──焼きたては本当に美味しいですよね。
「そういえば新ギョーザはもちろん、生姜好きのためのギョーザもめちゃめちゃ美味しかったです!」
──「生姜好きのためのギョーザ」は生姜を約2倍増量したので、けっこうガツンとクセになる味わいですよね。
「そうなんです。生姜ギョーザって食べたことなかったんですけど……すっっっごい美味しかったです。新鮮な美味しさでした。ハマりそうです」
──もう完全にハマってますね。話を聞いているうちに、だんだん私もギョーザ気分になってきました。松山選手、次のパリオリンピックもギョーザを食べながら頑張ってください!
「ありがとうございます。ギョーザを食べて頑張ります!」
──本日はありがとうございましたっ!
・もう完全にギョーザ気分なんですけど
売上日本一を誇るレジェンドオブギョーザは、噂どおり世界中のアスリートの胃袋を鷲掴みにしたようだ。そして新商品はリニューアルによりジューシーさがアップ。ギョーザを愛する松山選手も納得の美味しさであった。日本代表も認めた日本代表のギョーザということである。
インタビュー中にもあったように、味の素の冷凍ギョーザは簡単に作れるのも特徴。油も水も必要なしで、パパッと本格的な羽根付きギョーザが作れるぞ。めちゃんこ美味しいので、ギョーザ気分になった方は、今晩のおかずに試してみてはいかがだろうか。
また松山恭助選手は、東京オリンピックで惜しくもメダルを逃したものの「五輪での悔しさは五輪で晴らす」と、すでに2024年パリオリンピックに向けて再始動している。フェンシングの認知度を上げるため、YouTubeチャンネルや自身のSNSを駆使して情報発信をしているのでぜひチェックしてみてほしい。
よーし、私も今日は松山選手のように、味の素のギョーザをご飯なしでガッツリ味わいたいと思います! 餃子餃子餃子ァァアアアアア!
【松山恭助選手プロフィール】
4歳からフェンシング(フルーレ)を始め、現在は日本代表キャプテンとしてチームを牽引。2020東京五輪にも個人、団体ともに出場し、惜しくもメダル獲得を逃すが、「五輪での悔しさは五輪で晴らす」と既に2024年パリ五輪に向けて再始動している。フェンシングの認知度をもっと上げたいと、YouTubeチャンネルや自身のSNS(Twitter・Instagram)を駆使してフェンシングの情報を発信している。
参考リンク:味の素冷凍食品「ギョーザ」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.