これは、ご本人がいくら一人で動いたとしてもなかなか叶わないことだ。
河野太郎氏の弱点は、チーム作り、仲間作りにある。
一人で出来ることには限りがあるから、平素から信頼できる仲間作り、チーム作りに勤しんだ方がいい、と申し上げてきたつもりだが、自民党の中で河野太郎氏にとって本当に頼りになる仲間がどれだけいるか、ということになると、やはり、まだ心許ない。
決して天上天下唯我独尊、というわけではないが、心を許せる仲間はまだそんなに多くはなさそうである。
今の状況では、小泉純一郎氏の再来にはなれそうにもない。
まあ、ご本人の将来を考えると、それでいいのかも知れない。
苦労すればするほど、ご本人には得るものが多いはずである。
その内に、一人では何も出来ない、ということに思い至るはずである。
総裁選の投票日まで後1週間ある。
結構苦しいはずだ。
もがけ、もがけ、トコトンもがけ。
そう、申し上げておく。
仲間のありがたさを知った時に、人は大きく成長するものである。
党員票で首位になることはほぼ確定している。
国会議員票でも首位になるべく、最善の努力を費やすべきである。