毎週記事を書いている~パリッコ、トルー、べつやくれいインタビュー

デイリーポータルZ

毎月、総集編として前月に話題になった記事を書いた人に話を聞いています。

8月は話題になった記事を書いた3人が、毎週記事を書いている3人でした。空振りを恐れず毎週書いて、でもヒットを重ねてるデイリーの主力3人です。

べつやくれい、パリッコ、トルー(敬称略)。聞き手は編集部 林です。

たくさん書いてる人を敢闘賞にしました

林:
短い記事が始まって、たくさん書いてる人たちを敢闘賞に選ばせていただきました。

編集注:

実は6月からデイリーポータルZでは18時に「短い記事」という文字数の少ない記事を載せています。
短く、読みやすく、へんに展開せずに言いたいことをスパッと言って終わる気楽な記事です。左上に書いてあります。

短い記事
通常の記事

パリッコ:
短い記事は熱いっすよね、なんかね。書きたいことが本当に20個ぐらい溜まってて。生活してると短い記事のネタみたいなのがたまっていくなと思ったんですよ。
林:
おれも書けば書くほど出てくるなと感じてました
べつやく:
短い記事の方が気軽に書けるから
パリッコ:
楽しすぎますねあれ
林:
言わせてるみたいですね
べつやく:
短い記事のほうが写真少なくていいとかまとめ書かなくていいとか、無理に展開しなくていいとか。
林:
記事にするにはちょっと短いから…みたいな遠慮がない
べつやく:
通常の記事だと気にしちゃうけど、しなくていい
パリッコ:
ひとネタ未満みたいなのも全部だしていけるのがいいんですよね
トルー:
僕はネタがたまることがなくて、もうそのとき思ったことをやるしかないみたいな感じで今やってるんですよ。
パリッコ:
トルーさんは真の天才です。書けって言われたその場で書きはじめられる。
トルー:
そんな感じなんです。
パリッコ:
ヤバイっすよね。

トルー・同じ週に長い記事と短い記事がある

トルー 2021年8月

林:
トルーって長い記事も短い記事も週なんです(火曜日11時と金曜日18時)。なぜずらさないんだろうと思ったんですけど、金曜日の記事は火曜日に書き終えてから考えてる?
トルー:
そうですね
パリッコ:
すげえ
林:
時間的に短いほうがいい?
トルー:
そうですね
林:
8月はまんが入れて6本書いてるんですけど
べつやく:
圧倒的に多いよね
林:
ちょっとわかんなくなっちゃったんですけど、まずこれ忍者はこれ短い記事だったんですか?

トルー:
短い記事です
べつやく:
これ短い記事か
パリッコ:
満足感ありましたよ、これ
林:
これ短いんだ。長いね
パリッコ:
そう思わずに読んでましたよ
べつやく:
逆さになって不安な顔の奴すっごい面白かった

トルー:
本当は首だけで立ちたかったんですけど
パリッコ:
すごいベタですけどその逆さになったときの、カーテンが逆になってる写真とか面白いですよね

べつやく:
一瞬わかんなくない?
パリッコ:
そうか。先入観でおもしろくなっているのかも。言われてみればカーテンってこうでもいい
べつやく:
カーテンレールがないだけで。
パリッコ:
カーテンレールがないだけでね(笑)
林:
オフショルダーは長い記事だったんでしたっっけ
トルー:
これは長い記事

「令和って感じがします」(パリッコ)

トルー:
確かに違いがよくわからない
林:
そうだよね
パリッコ:
本当によくこれで書こうと思いましたね
一同:
笑い
パリッコ:
このまえナオさんとこの記事について話してて。我々だったら例えばふとオフショルダーって面白いなと思っても、いやいやまあそれはそれでしょ、で終わらせちゃうところを読み応えのある記事にするとは。
トルー:
読み応えありました?
パリッコ:
ありました。やばいなこの人みたいな話をずっとしてました。これは女性でも男性でもない感じなんだよね。
べつやく:
そうそう
パリッコ:
令和って感じがします
林:
令和だ
べつやく:
するする
パリッコ:
こういうのなー、ターザンロープ

林:
ショ~ルダ~ってキャプションに書いてあるもんね
パリッコ:
怒られますよ、別のメディアでやったら
べつやく:
マスクしてるから言ってるかどうかもわかんないし
林:
これが長い記事だったんですね。短い記事の焼きそばがすごいうけた

べつやく:
これは祭りだ
林:
あのつりばんど岡村さんも「こういうのが書ければいいんですけどねえ」って言ってました。
べつやく:
岡村さんもね、すごい記事を連発させているけどね
林:
立方体が今月の6本目ですかね

トルー:
これは短い記事ですね
林:
わかんないですね
べつやく:
わかんないけど、どっちでもいい
林:
この写真の顔がなんか、アメリカの微妙なクリップアートみたいで。なんだろう

線画だからか。線画じゃないけど。
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パリッコさんも8月5本

林:
パリッコさんはパリッコ名義で4本、酒の穴で1本で合計5本だったんですけど

パリッコ:
お恥ずかしいですよね
林:
ステッカーがすごい評判が良かった

パリッコ:
そうですか(笑)
べつやく:
ステッカーって貼る場所がそんなにないですよね
林:
パソコンのふたもそんなにスペースないから
パリッコ:
大掃除の時とかに思い切って捨てるものみたいな感じになっちゃいますよね
一同:
あー
林:
これは短い記事ですね
べつやく:
これはキングオブ短い記事ですね
トルー:
そうだ
パリッコ:
ちょっとした知恵みたいな感じ。それこそトルーさんとかと違って、普通のこと言ってるだけなんで。本当に。
林:
こういうやつですよ
トルー:
思いつかない
林:
そもそもスタバで仕事する習慣なんてないし、で終わってるんですよね。すごい終わり方。

パリッコ:
たまにそういう妄想がね
林:
マーピーペヤングは長い記事。

パリッコ:
長い記事と短い記事、意外にあれですね。わからないというか。
林:
そういうところありますね。左上に短い記事って書いてあるんですけど、誰も短いって思って読んでないんですよね
パリッコ:
もっと本当は短くないといけないんでしょうね
林:
500文字に収めようとして1000文字ぐらいがいいと思ってます。日々のちょっとした報告ですよね。
パリッコ:
日々生きていく中で、「あ、これってもしかしたらこうするといいかもね」みたいなものをメモっておいて。それを書いてる感じなので。

林:
ライターさんから「これって記事になりますかね」って聞かれることがあって。
面白いと思ったことを書くサイトだったのに。デイリーだからすごく変わったことしなきゃいけないって考えてるのかな。楽しかったことでいいんだけど。
べつやく:
変なことしようとしちゃう
林:
そうすると書きにくくなっちゃう、嫌になっちゃう
パリッコ:
あのー読者だったころずっと読んでたんですけど。デイリーポータルのライターだけにはなれないな、まいどまいど面白いことを考えて書かなきゃいけないなんて、そんなことできるわけないだろうって思ってたんですけど。いつの間にかライターになってて。
林:
まいどまいど面白いこと書いてるじゃないですか、パリッコさん
パリッコ:
こうやって林さんとか古賀さんとやり取りさせてもらっていると、いいんすよ、好きなこと書いていいんですよ、みたいなのが意外というか。ああそうだったんだと。
林:
や、そうなんですよ。そういうサイトがいいと思ってるんですよね。
パリッコ:
意外と何でもいいんだ、みたいな感じで日々思ったことを書けるんですよね。
林:
そうなんですよ。
パリッコ:
僕は特にそれを好意的に受け取りすぎてるのかもしれないですけど、本当に思ったこと書いている。
トルー:
パリッコさんは発見の多い暮らしをされてますよね
パリッコ:
そうですかね。笑
トルー:
普通、こんなペースで何かを発見しないですよね
林:
失敗はないんですか。
パリッコ:
確か失敗もありますね。
林:
成功したのだけ載せるのは不公平だから失敗した分も原稿料払って載せたらいいんじゃないかと思ったんですが
パリッコ:
そんな会社はないですよ
林:
まあなんらかの詐欺ですよね。

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べつやく・ひと月で変わった格好で2回外に出た

林:
べつやくさんは8月で言うと、通常記事は4本ですね。うーんあとプーテレが3本あって。

林:
逆きかんしゃトーマスは短い記事だったんですよね

べつやく:
それは短い記事ですね
パリッコ:
短い記事、全然あれですね。満足感ありますね
べつやく:
展開のしようがないからね
パリッコ:
トップ画像で満足感がある
べつやく:
他に特に書くことがなかったから
トルー:
このアイデアですぐ終わるのかっこいいですね。めちゃくちゃいいことだけ言ってすぐ帰っちゃうみたいな
べつやく:
短い記事ってそれでいいのがいいなと思って
トルー:
僕もこれやりたかったなって思いながら見てました。あーこれやりたかったなー。
べつやく:
長い記事だったらもうちょっと活動ができるように、目のところに穴開けて前が見えるようにするとか。これね前見えないんですよね。ただのダンボールに色つけただけだから
林:
長い記事だったら目のところに穴をけるってたぶん誰の共感も得られないと思う。
トルー:
たしかにねえ。
べつやく:
そうした方がいろんな写真が撮れる。動きやすいから。つけ方もただ単に紐で輪ゴムつけただけだからすぐ取れちゃうんだけど、もうちょっと頭に付ける部分をゴムバンドにするとかズレにくいように工夫をするとか
林:
あんまりねえ。わかんないですね。

林:
んで、えーっと短い記事は…
べつやく:
今回は特別企画が入ってるから、短い記事は1本だけで。ガラスのダイヤに光を当てたらキレイっていうのは、短い記事のつもりだったんだけどちょっと長めに書いた。

パリッコ:
これはいろんなバリエーションなんかも出てきて
べつやく:
短い記事だったらダイヤの部分だけで終わり
パリッコ:
これ読んで、ナットが101回目のプロポーズで指輪だったっていうのを、あれムチャだな~って、関係ない話なんですけどね。どんだけでかい径だったんだと。
べつやく:
指に入るぐらいのナットって
林:
建築用じゃない?
べつやく:
ベイブリッジとかさ。そういうの留める用じゃない
パリッコ:
そんなの落ちてないだろって。落ちてたわけじゃないのか、忘れたけど。
林:
今回、敢闘賞といえばこれだろうってみんな言ったのはロリータでした。

林:
女性からの反応が多かった
トルー:
みんな着たいですよね
べつやく:
みんな何か着たいと思ってるものがある
パリッコ:
いい写真じゃないですか、森の中の
べつやく:
羽根木公園が混んでたらどうしようかと思ったけど、意外にすいてたからよかった
パリッコ:
トーマスもそうだしひと月でいろんな格好で外に出てますね
林:
トーマスとこのロリータだけ見る限りコロナは関係ないですね。
べつやく:
このロリータのやつ、こういうの専門で撮ってくれるスタジオがあるんですよ。衣装貸してくれてメイクとかもやってくれるところがあったんだけど、都心だとマスク外して写真撮れないなと思って。そう思って自分で買って使ってその辺の公園で撮ったんで。
パリッコ:
そうなんですね
べつやく:
そこにコロナの葛藤はあった。

まとめたくない

林:
短い記事について聞こうと思ったんですが。日々思ったと書けるって先に言われたので。
パリッコ:
ああ、もう最高ですよ
林:
よかった。随筆みたいな感じで書く感じですかね
パリッコ:
どうなんだろう
林:
曲がったキュウリが今の気分である、なんかそういう

チューブみそでみそきゅうりライフが捗る」より

パリッコ:
本当にそうですよね。日々思ったことを。期待もそんなにされてないというか。短い記事って言われてるわけなんで。なんでもいいだろって思っちゃって楽しいですね
林:
久しぶりに原稿を書く楽しさが蘇ってきたなと思って
パリッコ:
ああわかりますわかります
林:
ピザを外で食べてその日のうちに書いて

パリッコ:
宅配ピザを取りに行ってその場で食うっていうのは昔から書きたいネタだったんですよ
林:
すいません
パリッコ:
いやデイリーとかでないんですけど。焼き立ての宅配ピザ食いたいなと思ってたんで、さすがだなと思いました。僕が住んでいる石神井公園の公園の近くにピザ…ハット?かなにかあるんですよね。
だからそこで買って公園で食うっていうのを書きたかったですけど、最近は公園飲みもダメなんで自粛してたんですけど。あれはちょっと味わってみたいっすね。
林:
美味しかった気がしますよ。

林:
いまパリッコさんと盛り上がっちゃったんですが、トルーはどうですか?
トルー:
僕はせかされるのはあまり好きじゃないんですけど、追い込まれるのはちょっと好きなんですね。難しいニュアンスなんですけどね。
ポジティブにはい今日何かやってください、というのはちょっとワクワクしますね。でもせかされるのは嫌なんですけど。
林:
期待されてる感じがいい?金曜日のあの蜘蛛の糸と揖保の糸、すごくうけてましたね。

トルー:
あれはどうなんでしょうね。いいんですかね
林:
難解な記事が来たなと思ったんですけど、うけてましたね。
べつやく:
これも短い記事なんだね
トルー:
ちょっと長くなっちゃったんで
べつやく:
そうかまとめないし
林:
まとめがストレスだったんですかね、僕らね
べつやく:
まとめってうまく書き過ぎたくない感じはあるじゃないですか
林:
いいこと言わなきゃいけない?
べつやく:
いや、いいことは言いたくないんだよね。程よいくらいの話でまとめたいんだけどそれが意外と難しくて。
パリッコ:
別のグルメサイトで、お店をレポートして、以上、こんなおいしいお店かあるので行ってみてはいかがでしょうか~みたいに2行ぐらいでまとめられるんですよ。あれは楽ですよね。
トルー:
決まってると
パリッコ:
別にひねらなくていい、考えなくていいから。デイリーのまとめってさらっとでも考えちゃいますよね。
林:
そうですねリードもなくした方がいいのかな。いきなりはじまる。
パリッコ:
短い記事はリードなくてもいいぐらいの気がしますけどね。
林:
3ykさんの短い記事、ワンピース買ってよかったってやつ。ああいうのいいんじゃないかなと思って。

べつやく:
私も魚のスリッパ買ってよかったって記事書いたよ。

買ってよかったものでも随分違う

林:
あったねそういえば
トルー:
買ってよかったやつね
パリッコ:
そんな情報ばっかり見たいですよ、日々
べつやく:
あれは書いてて楽しかったよ
林:
トルーの焼きそばもパックを買って良かったって話だ。
トルー:
そうか、そういう感じですね。
林:
あれたくさん買ったんだよね。きっと
トルー:
そうですね。100個かな
べつやく:
多いな。あと99回できる
パリッコ:
毎年1回使うとしても死ぬまでいけますよね
べつやく:
何でもアレに入れちゃえば何でも祭りみたいな
トルー:
そうそう最初そういう記事を書こうと思ってたんですよ。でもやっぱり焼きそばが美味しいんじゃないかなと思っちゃって。
パリッコ:
あれ真似しようと思いましたもん。
林:
社内メール便みたいに、デイリーのライター間であまったものを簡単に送れるといいですね。
林:
本当は短い記事が辛いとかないですか?
トルー:
どうなんだろう。思いつかなくなっちゃったらどうしようとは思いますね。あらかじめ考えないでやっているので
べつやく:
短い記事よりは長い記事の方がいやになっちゃいそうな気がする。
林:
具体的なスケジュールでいうと
トルー:
木曜日やって木曜日に書くっていう。

ネタは寝かさない・すぐやる

林:
今後のストックはパリッコさんはまだあるということで
パリッコ:
トルーさんとは逆で。古賀さんにはこういうがあると言ってあって。新しいのが出てくると前のネタを置いておいてそっちを書くぐらいで常にあるんですよね。
林:
思いついた後、自分の中でやりたい時期にやらないと面白くなくなっちゃうのってありますね。
パリッコ:
ありますね!
トルー:
そうそう
べつやく:
トーマスがそれだったから。誰かがやっちゃうまえにやんなきゃって。
林:
興奮してるときってそれがすごいいいアイディアだと思うから、誰かがやっちゃうって焦る気持ちはわかりますね。
パリッコ:
やんないですよね。だれも。
べつやく:
そうなんだよね
林:
自分の中の旬がある。あれ受けるからいつかやろうと思っても全然やる気がおきない
べつやく:
温めてあるだけでやってないネタってあるね
林:
べつやくさんのストックはあんまりない?
べつやく:
あるけど思いついたのを先にやっちゃうから。企画会議のときに言ったやつは全然やってないみたいなのはある
林:
コンビニの手前取りみたいな感じで新しいものからなくなっていく 

こんなのが仕事になるといい

林:
短い記事は期待してね、とは言わない方がいいですよね
べつやく:
気軽に読んでほしい
トルー:
一言だけ言って帰ってくみたいな記事
林:
パリッコさんの納豆をかき混ぜるやつもよかったです。

パリッコ:
あれでも本当に訴えたかったんで。その場所がなかったんで本当に良かった。エクスタシーです。
トルー:
混ぜるのが好きって言われたら確かにそうだなって思います
パリッコ:
もちろん混ぜ環境が整ってないとそれは普通の作業だとだと思うけど、たこつぼで混ぜると最高にいい。
林:
スチロールの器のまま混ぜると勢い余ってを破いちゃうときとかありますから
パリッコ:
最悪ですね
林:
これは小粋な短い記事ですね

(トルーのテレビ会議に子供が入ってくる。「大きくなったらハムスターになりたい」と言って帰る)

パリッコ:
普段自信がなくライター業をやってるんですけど、これは久々に自分でも面白いなって思ったのが短い記事の「最後までなにもおこらないショート動画」で。あれ自分では本当に好きなんですよ。
すごい反応が薄かったのが自分では面白かったです。

[embedded content]

 

林:
あれで短い記事がいい感じに肩の力がぬけました。短い記事、最初にお役立ちっぽいやつとか言っちゃったんですけど。それが良くないなと思ってたところにパリッコさんのあれで、号令がかかった。
べつやく:
だってさあ、そんなに役立つこと知らないもん
パリッコ:
そうなんですよ
トルー:
知らないですよね
パリッコ:
僕で渾身のギャグはうけないっていうのの象徴になったなと思って。すごく意義深い記事になりました。

林:
おれもすごい書いてるんです。8月は6本。なんだか20年ぶりぐらいにこんな書いてんなと思って。
パリッコ:
楽しいんですよね
林:
こういう仕事をしたかったんだよなって思い出した感じですね。20代の頃、こんなのが仕事になるといいなと思ってたことを。

短い記事をはじめるときに違いを説明した資料。でももっとぐだっとしてきました。

短い記事みたいなおじさん

パリッコ:
横浜の昼間からやってる立ち飲み屋があって、野毛で、そこで飲んでたら隣におじさんが来て。奴と冷や(冷酒)って頼んで。冷奴じゃなくて冷やと奴なんですよ。5分くらいで平らげて帰っていったんです。これは短い記事だなーとか思って
トルー:
それだ
林:
渋谷のカレー屋がから揚げトッピングが3個なんですよ。多いなと思ったけど3個頼んで食ってたら隣の人が「トッピングから揚げ、1個」って言って。
パリッコ:
うわああ
べつやく:
そういうのできんだ
林:
そういうのできるんだ~って
パリッコ:
短い記事だ
トルー:
かっこいいな。
パリッコ:
0じゃなくて1というのがね
トルー:
1つは食べたい
パリッコ:
短い記事で全然いけますね。
べつやく:
からあげ1個でトッピングできるという
トルー:
100食ってみたいが今までの記事ですね
林:
月餅さんも短い記事でずっと揚げ物を卵とじしてるけど、あれの短い記事の理由は一度に食べるとお腹いっぱいになるかららしいです。

トルー:
そういうのもいいんだ
パリッコ:
その問題あるんですよ。一週間食いまくらなきゃいけないのが
林:
確かにこれまでの記事だったら、コンビニのホットスナックを卵とじにする×4個みたいな。でもそれお腹いっぱいになっちゃうから
べつやく:
ちゃんと計画的にやらないと食べきれないから
パリッコ:
サイトとしてはもちろんそういうのはあったのはいいですもんね。そんなお腹いっぱいになっちゃうからやめとこう、みたいなのは短い記事の良さですよね。
林:
無理しない記事があると嫌にならない。
短い記事いっぱいの方がトータルでいえば数は読まれる気がするんですよね。
パリッコ:
サイトを短い記事でならしちゃって、長い記事って枠で作る。
トルー:
こっちが普通なんだ。
林:
なに長く書いてるのの?みたいな感じに
べつやく:
長いけど読む覚悟はありますかみたいなウインドウが出て。「よみます」と「がんばる」しかない
パリッコ:
戻りはしないですね
林:
舞台メイクの店で眉毛を消す道具を買ったんですが、あれで眉毛を消して1本ですね。
パリッコ:
それでいいです。そのあとなにもしない。
林:
4本買って4人で眉毛消してZoom会議とか思ったんだけど
パリッコ:
ひとりで眉毛を消してZoom会議をすればいい。
トルー:
みんなはある
パリッコ:
誰にも説明もせず
べつやく:
その初期衝動だけでいい
林:
怖いよ

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