スマホ出荷台数、コロナ前の水準に急回復へ–5Gデバイスがけん引

CNET Japan

 IDCの新しいデータによると、世界のスマートフォン出荷台数は2021年に前年比で7.4%増加する見込みだ。2020年は新型コロナウイルスの世界的大流行で低迷したが、2021年の推定出荷台数は2019年の数値を上回っていると、IDCは明言している。

「Galaxy」と「iPhone」
提供:Andrew Hoyle/CNET

 IDCによると、「Android」デバイスは6.2%、Appleの「iOS」デバイスは13.8%増加する見込みだ。インド、日本、中東、アフリカなどの成長市場がけん引し、2019年の数値を下回っている中国、米国、西欧を補っているという。

 5G対応型のデバイスは、スマートフォン出荷台数の増加に大きく貢献したもう1つの要素であり、前年比で123.4%増加すると予想されている。つまり、2020年の出荷台数の2倍以上だ。IDCは、5Gデバイスが2022年末までにスマートフォンの出荷台数の54.1%を占めるとも予測している。

 しかし、5Gデバイスの台頭にもかかわらず、2022年以降はスマートフォン出荷台数の伸びは減速するとみられている。IDCは、スマートフォン出荷台数の2022年と2023年の増加率がいずれも3.4%に留まると予想している。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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