あの衝撃から少し経った7月冒頭。それまで主に讃岐うどんか、厳密には讃岐うどんではなくとも似たようなうどんばかり関東で食べて生きてきた筆者は、もう一度「資さんうどん」を食べたいなぁなどと思いながらネットの海を漂っていた。
そこで目にとまったのが、「資さんうどん」代表取締役社長の佐藤崇史氏によるTwitterの投稿。それは、資さんうどんがAmazonに進出したことを告げるものだった。Amazonで買える……だと? キタァァアアアアアアアア!!!
・Amazonで買った
ということで早速Amazonにアクセス。肉うどん3人前で1700円から、肉うどん(5人前)+もつ鍋(3~4人前)で5500円のセットまで。またはビーフカレーや牛丼の具など、幅広いラインアップだ。
前回はお勧めだと知らずに食べなかったぼた餅もある。全て興味深いが、やはり食べたいのは肉うどんとぼた餅のセット。ということで、肉うどん(3人前)+ぼた餅(6個入)で2250円のセットをポチることに。
北九州から冷凍便で送られてくるため、関東までは配送料がそれなりにかかる。しかし、北九州まで行くよりははるかに安いというもの。そして届いたのがこちら。
凍ったうどん!
凍ったぼた餅!!
肉うどんの具やつゆも、こうして別に袋詰めされて入っている。
食べ方は至って簡単だ。うどんは解凍して軽く茹でるだけ。ぼた餅は自然解凍がイイらしい。調理時の細かいポイントも、同封されている紙に書かれている。
・味は……
この時は圧倒的に飢えていたため、一気に2人前を食べてしまうことに。冷凍の通販だが、店舗での味との間に違いはあったりするのだろうか? それでは食べてみよう……
こ、これや!!!
圧倒的再現度! ぶっちゃけ人生で1度しか食べたことは無いが、しかし呼び起されるのはついこの間の小倉での体験!! この餅みたいな麵が最高だぜ!!!!
今回ごぼ天は入っていないが、しかし肉もスープもかなり店舗の味に近いのではなかろうか。味覚的なホームシックに苦しむ在京の北九州民にとっては、大いなる救済足りえる予感。そして、ついにご対面した噂のぼた餅も。
こちらは店舗で食べたことがないため、味の比較はできない。単にぼた餅とうどんを一緒に食った感想となるが、思っていたよりも両者の相性が良いことが発覚。
ぼた餅がそんなに甘くないこと。そして資さんうどんが甘めな点が重要なのではなかろうか? 驚くべきことに、ラーメンに対してのチャーハン並みに、資さんのうどんとぼた餅の組み合わせは違和感なく食べられる。何ならうどんとぼた餅を同時に食ってもイケる。
恐らく丸亀やはなまる等のうどんをテイクアウトし、そこに西友などで買ったぼた餅を合わせても、一緒に食べるメリットは見い出せまい。うどんとぼた餅の微妙な味加減が鍵なのだろう。
関東で生活をしていて、その辺のうどんとぼた餅を一緒に食べようと思ったことが無いし、そうしたいと思わせる要素も無い。なるほどね。これは実に面白い体験だ。
こうしてウメェウメェと食っていたら、うっかり残りの1人前もその場で調理。結果的に、ポチった肉うどん3人前とぼた餅6個を1度に食べきってしまった。
おかげでつゆが2袋あまっているが、このつゆ自体もかなりウマい。シンプルに米をブチ込んで雑炊にして食べても良さそうだし、何なら雑にストローをブッ刺して飲むのも辞さない構えだ。
公式で通販をやっているのは知っていたが、やはり一瞬でポチれるAmazonが使えるというのは、購入ハードルがかなり下がるというもの。「資さんうどん Amazon店」……これからは度々利用させていただくとしよう。
参考リンク:Amazon 資さんストア、Twitter @Takafumi_1974
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.