
若手実力派俳優のなかでも圧倒的なルックスの良さと演技力で大ブレイク中の神尾楓珠(23)。現在放送中のボートレース振興会のCMも好評だが、先月以降、イベントの欠席や決まっていたオフィシャルナビゲーターの仕事の降板、MCを務めるレギュラー番組の欠席などが続き、心配する声が広まっている。
1999年生まれの神尾は高校生のときに現在所属する事務所のオーディションに合格し芸能活動をスタート。テレビドラマや映画の仕事をこなしながら着実にキャリアを重ね、『アンナチュラル』(TBS系)や『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系)などの話題作に出演。昨年はNHK土曜ドラマ『17才の帝国』で主演を務め、3本の映画でも主演。また、2020年発売の女性ファッション誌「ViVi」(講談社刊)が発表した「ViVi国宝級イケメンランキング 2020年上半期」では「NEXT国宝級編」1位に選ばれ、写真集『Continue』(ワニブックス)やカレンダーも発売されるなど、その端正なルックスが多くのファンの心をキャッチ。加えて、NTTドコモやはるやま商事、伊藤忠商事といった大企業のCMにも起用されるなど「お堅い仕事」もこなし、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで躍進中の俳優だ。
そんな神尾の代表作ともいえるのが、現在放送中のボートレース振興会のCMシリーズだ。実在する現役ボートレーサーをモデルとしたコミカルなドラマ仕立てで人気を博しており、神尾は21年1月からボートレーサーを目指す養成員の「カミオ」役で出演。現在放送中の『アイアム ア ボートレーサー』シリーズでは中村獅童が演じるレジェンドレーサー「シドウ」に憧れる準主役どころに抜擢されているが、昨年12月26日に行われた新CMシリーズの記者発表会を欠席。出席した獅童は神尾について「なんで来ないの? 何やってんだお前!」と冗談交じりに話していたのだが、実はまったく笑えない事態が神尾の周辺で起きているという。
相次ぐ欠席・降板
「関係者には箝口令が敷かれていますが、神尾はボートレースのCMは降板する方向だという情報も流れています」と語るのは広告代理店関係者だ。
「先日の記者発表会では欠席の理由について明らかにされませんでしたが、今、神尾はなんらかの理由で公の場に姿を現すことができないようなんです。ただ、今年放送分のCMシリーズは1年分の撮影がほぼ終わっており、今すぐCMの放送に支障が出ることはない。それでも神尾は重要な役どころなので、ボートレース振興会サイドは今後の対応に苦慮しているそうです」
神尾はMCを務める『サスティな!~こんなとこにもSDGs~』(フジテレビ系)の1月7日放送分を欠席。また同日には、1月26日から東京都美術館で開催される「レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才」のオフィシャルナビゲーターを降板したと発表された。
前出の広告代理店関係者が続ける。
「どういった理由で神尾の休みが続いているのかわかりませんが、ここ数年は映画にドラマ、その他にもイベントや舞台の出演と、オーバーワーク気味だった。ハードな日々が続き心身ともに疲れてしまったのではないかと心配する声が広がっているんです。神尾は繊細な性格だといわれていますからね」
神尾は昨年10月に掲載された「with online」のインタビュー記事で、「俳優が向いているとは思わない」「もともと目立つのが好きじゃない」とも語っていたが、もし疲れがたまっているのだとしたら、今はゆっくりと静養して、また元気な姿をみせてくれることを願いたい。
(文=Business Journal編集部)