河井案里元議員の救急搬送に“意外な反応”が出る理由…自民党関係者も完全スルー

ビジネスジャーナル

参議院議員時代の河井案里氏(写真:つのだよしお/アフロ)

 国会議員秘書歴20年以上の神澤志万です。

 1月17日から第208回国会が始まりました。6月15日までの日程です。新型コロナ関連ではオミクロン株の感染拡大が続いており、1月15日にはトンガの海底火山が噴火し、21日深夜には大分県や宮崎県を中心に震度5強の地震が発生するなど、いつも以上に課題が山積する中でのスタートとなりました。

 しかも、21日夕方には河井案里元参議院議員が救急搬送されたというニュースが入ってきました。睡眠薬を20錠も服用したそうですが、生命に別条はないようで、本当によかったですね。ご承知のように、河井元議員は夫の河井克行元法相とともに公職選挙法違反(買収など)の罪で逮捕起訴され、有罪判決を受けています。

 特に「1億5000万円の行方」についてはマスコミの追及も厳しく、やけになる気持ちもわかりますが、ぜひとも生きて真実を明らかにしてほしいと思います。

 それにしても、夫の元法相はどこで何をされていたのでしょうかね。自民党関係者もこの件については誰もコメントしていないようですし、マスコミも第一報を出してからは静かです。ちょっと冷たくないですか?

 意地悪な人は「2月に関連本が出るから、その話題づくりじゃないのか?」などと言っていますが、本は「自分は権力闘争のおもちゃにされた」という「告白」だそうですから、またバッシングを受けるかも……と怖くなったのかもしれませんよ。

 国会議員は、ほんとプレッシャーに強くないと務まりませんね。神澤も永田町に長くいますが、自分は無理だなあといつも思います。メンタルがそんなに強くないことを自覚しているからかもしれません。

大物議員の引退で世代交代が進む永田町

 今国会の特徴は、なんといってもニューフェイスが目立つことです。昨年10月31日の衆議院総選挙では、大島理森衆議院議長(75歳、肩書と年齢は当時)や衆議院議員最高齢の伊吹文明議員(83歳)、公明党の代表を務めた太田昭宏議員(76歳)などベテラン議員が不出馬と引退を表明しましたし、石原慎太郎元都知事の長男・石原伸晃氏(自民党)や立憲民主党の副代表を務めた辻元清美氏は落選しています。

 終わってみれば、自民党の議席は276議席から261議席と大敗は免れました。マスコミの予測は当たりませんでしたが、世代交代は進んでいます。永田町では「世論調査を妄信してはいけない」と再認識されましたが、神澤的にも「どんどん永田町の流れも変わっていくのだなあ」と思うことの多い選挙でした。

 そして、ベテランの議員会館事務所の引っ越しはすごいことになっていました。何十年分の資料がありますからね。この空いたオフィスに、今までとは違う政党の新人議員が入室しています。

 会館は衆議院の施設ですから、部屋の「主」である議員が変わっても、オフィスの電話番号とファクス番号は変わらないので、引退した元ベテラン議員宛てに連絡が来ることもあるようです。

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