iPhoneもWindowsもロシアじゃ普通には使えない

GIZMODO

実はこれがもっとも困ったり?

世界がロシアによるウクライナ侵攻に怒ったなか、続々と有名企業やブランドのロシア市場からの撤退が進んでいます。もしいまロシアでApple(アップル)の製品を使おうとすると、新規に購入するのが困難なほか、普通には修理やサポートなども受けられません。そして、ついにWindowsにまで、その波がやってきました。

ロシアではWindowsの新規インストールができない

このほどBleeping Computerは、先週末くらいからロシアで相次いでいる、Windows 10ならびにWindows 11を、新規にダウンロードしてインストールできない障害について報じました。

Windows 11のインストールアシスタントやWindows 10のメディア作成ツールなどをダウンロードしようにも、一様に「404 – File or Directory not found.」のメッセージが返ってきてしまうそうです。なお、VPN接続を利用して、ロシアの国外のユーザーがアクセスしているように工夫すれば、なんの問題もなくダウンロードできてしまうんだとか。

Microsoft(マイクロソフト)が、こうした措置を意図的に講じているのかどうか、現時点では定かではありません。

しかしながら、ロシアからのハッキングの実体を公表し、警告を発するなどの姿勢を示してきたMicrosoftは、すでにロシアでの事業縮小方針を表明。今回明らかになったのは、新規のOSダウンロード&インストールをめぐる障害のようですけど、もし今後一切のセキュリティアップデートの提供なども打ち切られたりしようものなら、大混乱は避けられないでしょう。

現代において、もっともダメージの大きなボディブローは、実はITのシャットアウトだったりするのかもしれませんね。

Source: Bleeping Computer

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