クラウドケアは2月24日、シェアリングエコノミーの訪問介護・家事・生活支援マッチングサービス「CrowdCare」をアップデートし、直前依頼機能を追加した。
同機能により、介護サービス依頼が最短96時間後から最短1時間後へと短縮でき、急を要する介護ニーズにも対応できるようになった。ただし、直前依頼を利用する場合は、支払い方法はクレジットカードのみとなる。
また、利用希望日時の96時間前から48時間までは、基本料金(スポット依頼)が20%増し。48時間前から24時間までは40%、24時間前から1時間までは60%となっている。
同社は、2016年の創業から介護保険制度では補えない介護ニーズとヘルパーをマッチングし、介護保険外の訪問介護・家事・生活を支援するサービスを提供。これまで、さまざまな介護ニーズに対応してきたが、その中でもネットで簡単に最短96時間後の介護サービスを依頼できる点が評価されてきたという。
通常、介護保険制度を利用すると、申請からサービス利用まで1カ月程度の時間がかかっており、介護サービスをいち早く受けたいというニーズとの間にギャップが生じている。
同社への相談の中には、「急な病気やケガなどで今日介護サービスを受けたい」という当日に対応が必要な依頼もあり、急な介護ニーズに応えるため日々システムの研究開発を行ってきた。
そんな中、サービス利用者が増加し、多くのマッチングデータが蓄積されたことで、独自のマッチングシステムの精度が向上。また、ヘルパー登録者数の増加を受け、短時間でも質を担保したサービスが提供可能となったため、今回「直前依頼機能」を追加した。
介護人材の不足は深刻な社会問題となっているが、CrowdCareではこれまで介護職として働いている人だけでなく、介護の仕事から離れてブランクがある人や未経験者も隙間時間を使って働ける。案件ごとに依頼者とヘルパーをマッチングし、貴重な人材をシェアしていく仕組みを採用している。
なお、直前依頼機能のリリースにあたり、直前依頼に対応するヘルパーの時給も時間に合わせて高く変動。時給3000円超で働くことも可能としている。