福岡県柳川市のふるさと納税返礼品として届いた机について、自分で組み立てる方式だったり中国製部品が使われたりしていたのは説明になかったと、寄付をした人がツイッターで抗議している。
これに対し、同市は、組み立て式と明記しなかったのは確認ミスだと取材に認めた。机の脚が中国製だったことも明記するとして、納税サイトを修正することを明らかにした。
完成品が送られてくると思っていたというが…
返礼品の机については、ツイッター上で2022年2月16日に投稿があった。
それによると、投稿者は21年末、ふるさと納税サイト「さとふる」を利用し、返礼品として、ある自治体から机が届いた。
サイトの説明には、「家具職人が製作した高級感のある国産デスクです」とあったため、完成品が送られてくると思っていたが、組み立て式の机だった。机の天板を除く脚などが入っていた段ボール箱には、中国製と記されていたが、これも説明にはなかった。ただ、天板については、アメリカ産の木材を使っていると説明があった。
投稿された写真を見ると、段ボール箱には、電動で机の高さを調節する部品「リニアアクチュエーター」が中国製だと英語で書かれている。
その後、この自治体にクレームを入れると、自治体から連絡が来て、今回のことを謝罪して、机を引き取ってもらったとした。
写真を載せた最初の投稿は、3000件以上もリツイートされており、様々な意見が寄せられている。投稿の内容から、机は柳川市の返礼品ではないかと指摘が出た。
投稿者は17日、J-CASTニュースの取材に対し、机は柳川市の返礼品だったとし、寄付したときにさとふるのサイトに載った机の画像も示した。
それによると、寄付金額が41万8000円の机で、「上質な無垢材天板と合わせ、職人が丁寧に仕上げています」「木部の塗装などまで細部にわたり丁寧に仕上げました」とあった。また、申し込み順の製作だとし、「搬入経路が充分に確保できているか」確認するよう呼びかけていた。